作品情報
福島で暮らし続ける詩人が、沈黙と祈りに向き合う。
新潮社電子書籍ページと古書店書誌で紙書籍 ISBN を確認しました。
レビュー要約
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震災後の切実な言葉として強く受け止められる一方、出来事の重さに向き合う読書を求める作品でもある。
書籍情報
- 出版社
- 新潮社
- 発売日
- 2011-06-16
- ページ数
- 159ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784103299219
- ISBN-10
- 4103299215
- 価格
- 1320 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
幾千万の報道より、真実を伝える1行の詩がある――。 ツイッターに書かれ、新聞やテレビなどで大反響を呼んでいる震災を詠んだ詩が、待望の書籍となりました。3・11からひと月足らずの間に書かれたのが「詩の礫」。その後、福島で眠る魂を「悼む」ため、『詩ノ黙礼』を紡ぎました。相馬、南相馬、飯舘――著者は、ゆかりの地を歩きます。そこで見たものは、数え切れないほどの家、木、車、船、瓦礫、電球、スプーン、茶碗、魚の頭、靴、そして心。著者はそうした、すべてのものに「鎮魂」の言葉を捧げます。 「福島の 風と土を返して欲しい ある人は こう語った 『私の 骨も血も肉も 福島県で出来ている 私から福島を取ったら 何も残らない』 そうだよナ そして 私たちの心は 福島の 風と 土と 光で 出来ている」
1968年福島生まれ。福島市在住。詩人。高校の国語教師。『After』(思潮社)で中原中也賞を、『地球頭脳詩篇』(思潮社)で晩翠賞を受賞。現代詩の旗手として、イベントやラジオなどで幅広く活躍。詩集に『入道雲入道雲入道雲』(思潮社)、対談集に『にほんごの話 谷川俊太郎+和合亮一』(青土社)の他、エッセイ集や児童書もある。
レビュー
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福島
詩で叫んでいる。詩で戦う作者の心は理解できた。それでも言葉にすがるしかない。これが響く。
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ツィッターから生まれた詩集
昨年、ツィッターを通して広まり、TV報道でも取り上げられた話題の詩集です。 正直言って、ページを開いた時には少しとまどいました。 「詩」や「詩集」という従来の固定概念を覆されたから。 「ツィッター集」「つぶやき集」に受け取れます。 徐々に読み進んだり、何回か繰り返し読んでいるうちに、形態にとらわれない「現代詩」であり、あえて飾らない言葉を用いて、詩や言葉のテクニックを駆使しない心の叫びとも感じられました。 人の感性によって、評価が分かれる詩集かもしれません。
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騒然とした瓦礫の海は無言だった。「詩ノ黙礼」 和合亮一
詩ノ黙礼 まずはありがとうございます。この本を出版して下さった。和合先生、出版会社の方にお礼を申し上げたいと思います。ツイッターで知った、和合先生と「詩ノ黙礼」 生まれた町が、生まれた故郷が、あれほど綺麗だった浜街道。 無くなってしまいました。 いくら言っても、嘆いても、言いつくせない。「詩ノ黙礼」を涙しながら何度読み返した事でしょう。本当にな〜〜んにも無くなってしまったんですね。 無念ですね〜! その無念さ、変わり果てた故郷の姿を淡々と、和合先生はありのまま、皆の心を代弁して下さった本でした。まだまだ言い尽くせないくらい。悔しいのですが・・それは皆同じでしょう。亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします(合掌)災害に逢われた方、復興に携わって頂いた方。ありがとうございます。ありのままの姿を率直に伝えて下さってありがとうございます。とにかく和合先生が現場に行かれて書かれた本です。ウソ偽りのない、現状の様子を是非皆さん読んで下さい。
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被災地に黙礼
3・11がまもなくやってきます。あの未曾有の災害に、遠く離れた私たちも本当に震えを抑えきれませんでした。 そんな中、和合さんの素直なつぶやきに敬意を感じました。3・11の日に、改めて言葉を噛みしめたいと思います。
関連する文学賞
- 萩原朔太郎賞 第19回(2011年) ・候補