日本の文学賞

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1R1分34秒

芥川龍之介賞

1R1分34秒

町屋良平

デビュー戦を鮮やかに勝った後、敗戦が続く若いプロボクサーの「ぼく」は、自分がなぜボクシングを続けるのかも見失いかけている。長年のトレーナーに見放された彼が、変わり者の新トレーナーとの練習を通じて、弱さと身体と世界への向き合い方を変えていく青春小説。

ボクシング青春身体感覚敗北と再起師弟関係

作品情報

勝てないボクサーの身体と心が、三日後の試合へ向けて少しずつ組み替わっていく。

第160回芥川賞受賞作。才能への疑い、敗戦の記憶、練習の手応えが、若いボクサーの一人称で細かく刻まれる。勝つことへの執着と、自分を失わないための必死さが重なり、競技小説でありながら身体と孤独をめぐる青春小説として読める。

レビュー要約

  • ボクシング小説としての熱量だけでなく、友人やコーチとの距離感をめぐる繊細な関係の描写が読まれている。荒さを含む語り口が、主人公の未熟さと切実さに合っているという受け止め方がある。

書籍情報

出版社
新潮社
発売日
2019-01-25
ページ数
140ページ
言語
日本語
サイズ
13.6 x 1.4 x 19.7 cm
ISBN-13
9784103522713
ISBN-10
4103522712
価格
940 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品/日本文学

★第160回芥川賞受賞作 なんでおまえはボクシングやってんの? デビュー戦を初回KOで飾ってから三敗一分。 当たったかもしれないパンチ、 これをしておけば勝てたかもしれない練習。 考えすぎてばかりいる、21歳プロボクサーのぼくは、 自分の弱さに、その人生に厭きていた……。 長年のトレーナーにも見捨てられ、 先輩の現役ボクサーで駆け出しトレーナーの 変わり者、ウメキチとの練習の日々が、 ぼくを、その心身を、世界を変えていく―― ボクシングをする若者の日常を描く徹底性が、 柔らかくも強靭な言葉となって読者に迫る。 ―― 奥泉 光(芥川賞選考委員) この先何十年も信じていたい小説。 最後のあの一行は、大切なお守りです。 ―― 尾崎世界観(クリープハイプ)

レビュー

  • 文句なしの傑作です。

    作者の技術力や表現力が光る。芥川賞受賞作だ。

  • ストイックな小説

    ボクサーの葛藤を掘り下げたストイックな小説である。タイトルもいい。

  • リアルな心情描写

    リアルですね・・・そうそうドラマみたいな漫画みたいな展開よりは 抜けたもの同士ではなく 大体実力が同じくらいのマッチメークが泥臭くて面白い!ちょっと左のタイミングや強弱や軌跡を 工夫したら 別人の様に主導権を握るシーンが欲しかったかなと思われますが、監修者がサウスポー だったっけなと思い出しました。続編があってもいいと思う。

  • 状態が良い

    お得なのに状態が良く満足

  • まぁ好きな方もいるでしょう

    芥川賞受賞作品という事で他作品とまとめて購入。個人的には宝島の方が好みであった。

  • 物語はいいのだけど。。。

    淡々とした感じの物語は好きでした。Kindleで購入して読んだのですが、ひらがなが多くて読みにくい。妙に難しい漢字が使われているところもあるのに、小学校で習うような漢字がひらがなだったりで、これはKindle版だけなのだろうか?ひらがなを使うことで、主人公の心情を表現してるのか?などとも思ったが、謎です。

  • あっという間に読み終えました!

    ボクサーの心情と葛藤、苦しみや諦め、さまざまな感情をリアリティある描写で表現されていました。 気がついたら一気に読みきってしまった。 それまでの葛藤とラストの表現に鳥肌。 素晴らしい内容でした。

  • こんなので…?

    芥川龍之介が生きていたら、こんなのに賞を与えたかな? 数ページ読んでくれたら、ラッキーじゃない?

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