日本の文学賞

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芥川龍之介賞 あくたがわりゅうのすけしょう

第160回(2018年 第2回開催)

純文学新人賞短編・中編

受賞者

2名
上田岳弘 うえだ たけひろ 受賞

仮想通貨の採掘会社で働く中本哲史は、小説家の夢を諦めた同僚・荷室仁、そして恋人の田久保紀子と関わりながら、情報化した世界で個であり続けることの意味を見つめていく。ビットコイン、生命、言葉、神の不在をめぐる思索的な小説。

あらゆるものが情報化する時代に、個であることの輪郭が静かに揺らいでいく。

136ページ
仮想通貨情報社会個と全体創作の挫折現代の不安
町屋良平 まちや りょうへい 受賞

デビュー戦を鮮やかに勝った後、敗戦が続く若いプロボクサーの「ぼく」は、自分がなぜボクシングを続けるのかも見失いかけている。長年のトレーナーに見放された彼が、変わり者の新トレーナーとの練習を通じて、弱さと身体と世界への向き合い方を変えていく青春小説。

勝てないボクサーの身体と心が、三日後の試合へ向けて少しずつ組み替わっていく。

140ページ
ボクシング青春身体感覚敗北と再起師弟関係