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ダンス

新潮新人賞

ダンス

竹中優子

同じ部署の三人が近頃欠勤を繰り返し、その分仕事が増える「私」はイライラが頂点に達する。ある日、三人のうちの一人、先輩女性の下村さんから三角関係の事情を知らされ、恋人を取られたのに弱っているのか開き直っているのか分からない下村さんの気ままな「ダンス」に翻弄されていく。不可視で不可侵な他者の内面と向き合いながら、職場という閉じた空間での人間関係のもつれを一人称で描いた新潮新人賞受賞作。

職場人間関係三角関係他者の内面感情の不可視性一人称小説

作品情報

今日こそ彼らに往復ビンタ。もやもやはびこる職場と私を描く芥川賞候補作。

第56回新潮新人賞受賞作。歌人・詩人としても活躍する竹中優子の初小説作品。2025年1月刊行後、第172回芥川龍之介賞の候補作に選出された。同じ部署の先輩の恋愛トラブルに巻き込まれていく新卒三年目の女性社員を一人称で描き、他者の内面の不透明さと職場という閉じた空間での人間関係を鮮やかに切り取る。

レビュー要約

  • 賛否両論の評価で、文体や主人公の内面描写を評価する声がある一方、ストーリーの薄さを指摘する意見も見られる。

  • 職場の閉塞感や他者の不可解な行動に共感する読者がいる一方、「だから何?」という印象を持つ読者も存在し、賛否両論。

  • 書評家・渡辺祐真は「不可視で不可侵な内面」をテーマとした作品として高く評価。歌人・詩人として鍛えた外面への精緻な注視が小説ならではの形に昇華されていると論じている(波 2025年2月号)。

書籍情報

出版社
新潮社
発売日
2025-01-15
ページ数
128ページ
言語
日本語
サイズ
19.4 x 12.6 x 1.3 cm
ISBN-13
9784103560814
ISBN-10
4103560819
価格
1870 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品

同僚三人が近頃欠勤を繰り返すのが気に入らない私は、その一人の先輩女性下村さんに、彼らの三角関係を知らされる。恋人を取られた下村さんの気ままな言動に翻弄される私の日々を描く、新潮新人賞受賞&芥川賞候補作。

レビュー

  • 読みやすい作品です。

    普段小説は読みませんが、知人の勧めで購入しました。 テンポよく、あっという間に読めました。 楽しかったです。

  • うーん

    心には残りませんでした。

  • おもしろい小説

    とにかく読みべき

  • 歌人・詩人が書いた三十代女子

    amazon商品紹介より以下。 同僚三人が近頃欠勤を繰り返すのが気に入らない私は、その一人の先輩女性下村さんに、彼らの三角関係を知らされる。 恋人を取られた下村さんの気ままな言動に翻弄される私の日々を描く、新潮新人賞受賞&芥川賞候補作。 * 本文より、 夫婦の事は夫婦にしか、分からない。 三十代女子の事は三十代女子にしか、分からない(笑)。 自分のその頃って、大変ではあったかな~、、と振り返っていました。 こちら著者、2016年に「輪をつくる」50首で第62回角川短歌賞、2022年に第一歌集『輪をつくる』で第23回現代短歌新人賞を受賞。同年、第60回現代詩手帖賞を受賞。2023年、第一詩集『冬が終わるとき』で第28回中原中也賞最終候補。2024年、「ダンス」で第56回新潮新人賞を受賞、第172回芥川龍之介賞の候補となる。 歌人・詩人ならではの省略の仕方や秀逸なたとえに注目、と評がありました。 時々になんっか面白いな~と思った表現が。思いっきし感性の世界ですが、 「不可視で不可侵な内面」をテーマにしているとか、省略の仕方が巧い等々、 “ダンス”という言葉を主に、もう一度、探しながら読んでみようかな。 軽い感じで爽やかに?終わるのもいい。 散りばめられた伏線が広く、深く、だね。

  • 編集が悪い

    雑誌で紹介されていて冒頭の引用やらあらすじが気になったので読んでみた。 手に取った時に薄く、中を開いたら見開きの文字量も少なく、文章は平易で良く言えば読みやすい。 さくっと電車や待ち合わせの空き時間なんかに読める感じ。 しかし個人的には、申し訳ないが、読まなくて良い本、だった。 読後のカタルシスがない。 多分不倫2人のエピソードが無いことからだと思う。 もちろん現実には2人に何かしたり聞き出したりすることなんてないだろうから、リアルといえばリアル。 しかしそうなると物語としては弱い。 この方の他の本を読んでみよう、という引きにならなかった。 そういう意味でレビューのタイトルを『編集が悪い』とした。 次に紹介されて気になった作品の作者がこの方だったらもう読まないと思う。 読後の後味が悪いとかではなく、ただただ物足りなく、つまらなくて時間の無駄だった。 でもそれは自分の心に余裕がないからで、ゆとりのある人であれば、この本を楽しめるのかも知れない。

  • 心地良い言葉のリズム

    作者が歌人かつ詩人であることは、読んだ後で知った。 どこか詩みたいなリズムで淡々と描かれる、職場に馴染めない主人公の毎日は、生きづらさを抱えて会社に通勤する主人公には申し訳ないけどとても心地よく読めた。 読んだ次の日にもう一度読み返したくらい。 ネタバレになっちゃうけど、四十代になった主人公が三十代を、そして過去のものになった結婚生活を振り返るラストは年が近いせいもあってか胸に迫るものがあった。 それは、わたしも社会と自分のバランスを上手く取れない人間だからかもしれないけど。

  • 話は難しくないが、読み解くのが難しい

    芥川賞候補作品。下村さんという先輩とのやり取りで進む話なのだが、ちょっとどう読み解けばいいのか分からなかった。会社の中の普通だけど異常な人間関係の中で、何かを破壊しようとするものの何も破壊されしないし、なんだかモヤモヤした。もっと深く読み込めば何か分かることがあるのかもしれないが、私のレベルでは無理だった。作者に踊らされるから「ダンス」なのだろうか。

  • つまらない。

    素材はいいのに物足りない。新人賞を取ったと聞いて期待したけどアマチュア以下。 マンションの下りで閉めればいいのに蛇足も蛇足で結局何の話か分からなくなってるし、なにこれ

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