日本の文学賞

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花に問え

谷崎潤一郎賞

花に問え

瀬戸内寂聴

瀬戸内寂聴が中世の尼僧・一遍上人ゆかりの女性像を通して、信仰、恋、老い、死を見つめる長編小説。歴史上の人物を現代的な感受性で照らし、女人の内面を深く掘り下げる。

信仰女性の生老いと死歴史小説

作品情報

信仰と恋のあわいで、人は花に何を問いかけるのか。

中央公論社から一九九二年に刊行された谷崎潤一郎賞受賞作。瀬戸内寂聴が歴史と信仰を女性の身体と感情の物語として書き、後に文庫版や全集にも収められた。

レビュー要約

  • 歴史小説でありながら、人物の感情を現代の読者に近い距離で描く点が読みどころである。宗教的な主題を、硬さよりも情念と余韻で読ませる。

書籍情報

出版社
中央公論新社
発売日
1992-06-25
ページ数
243ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784120021251
ISBN-10
4120021254
価格
26 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品/日本文学

第28回(1992年) 谷崎潤一郎賞受賞

レビュー

  • 遺すことの意義

    ご丁寧な対応有難うございました。

  • 小説の形を借りた一遍上人論

    これは、小説の形を借りた一遍上人論だと思う。 寂聴さんの一遍上人に対する強い思い入れが伝わってきます。私は一遍上人は凄い人だと思っていますので、大変面白く読めました。 ただ、あまりにも思い入れが強すぎて、一遍上人に興味のない人にとっては、小説としては退屈かも知れません。一遍や一遍聖絵についての解説めいた文章がかなりのページ数を占めています。 一遍上人または仏教に興味があるひとにはお薦めです。一遍上人の凄さがわかります。

  • 一遍聖絵の感想を小説化

    一遍上人や超一等を知りたく本書を購入しましたが、期待外れの内容でした。 本書の主人公は京都の老舗旅館の女将で、女将の人生を振り返りながら、 偶然出会った青年との交流を通じて、女将が新しい道へ歩み出すという話です。 一遍や超一に関しては、その女将を通じて、瀬戸内氏が一遍聖絵を観た感想を語っており、 聖絵の中で一遍と超一を対話させ、彼らの内側を描いてはいます。 しかし、踊念仏を始めたきっかけなどに関しての記述は無く、 一遍を知りたい方には物足りない内容です。

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