作品情報
不倫相手の子を誘拐した女性と、その記憶を抱えて成長した娘の人生を追う長編小説。
不倫相手の子を誘拐した女性と、その記憶を抱えて成長した娘の人生を追う長編小説。母性、罪、逃亡、赦しをめぐる問いが、時間を隔てた二つの視点から描かれる。
書籍情報
- 出版社
- 中央公論新社
- 発売日
- 2007-03-01
- ページ数
- 346ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784120038167
- ISBN-10
- 4120038165
- 価格
- 1300 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか−−理性をゆるがす愛があり、罪にもそそぐ光があった。家族という枠組みの意味を探る、著者初めての長篇サスペンス。
レビュー
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良い本です
読んだ良かった〜 沢山泣けてストレス発散です。 内容もとても良かったです。 女の色々な感情、映画も見たい。
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映画版の脚本の方がいいかも
たまたまテレビで映画版が放送されていたのを見かけて面白かったから原作も読んだが原作は少し冗長な感じがした。 映画版で感銘を受けたシーンのいくつかは原作には含まれていなかった。 原作は新聞の連載だから仕方がないのかもしれない。 全体を見通して再編成したオーサーズカット版が読んでみたい。
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文章がいい
昔、子育て中に読み、何度も読み返しています。まずは、文章がとてもいいです。 物語の根底にあるのは強い孤独だと思いました。好きになってはいけない人を純粋に好きになってしまう主人公の、後先や安定を何も考えられないことや、そのややいきすぎたか性格の全てが、「生きづらさ」、ある種、人格に問題を抱えているようにも思いました。 私自身が子育て中に生きづらさを抱えていたので、「まともな母親に見えるように」努力したり、バレないようにしていたので、とても共感しました。 母でなくても母になれる人、母なのに母になれない人がいると思いました。 ペーパーバッグを何度も購入し、引っ越しのたびに処分しています。 今度はKindlにしようかな。
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この本を最初に読んだのはいつ頃だったろうか。
はっきりと覚えていないが、当時はネットがまともに繋がらない国で単身赴任をしていて、文庫化された直後に空港で買って現地で読んだ記憶がある。角田光代が同年代(彼女がいっこ下)ということもありいろいろな作品のさまざまな一文一文に共感した。八日目の蝉はその中でも特別な一冊。悲しい切ない物語なのだが読後感は希望に溢れている。矛盾している?大丈夫読めばわかる。
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かなり前に買った本。
印象に残っていない。
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物語の展開が面白い
不倫相手の子供を誘拐した女性がその子供を連れて逃げる話で、いつか見つかると思いつつ、次はどうなる、次はどうなると展開を追うのが面白かったです。また、逃避行の途中で出会った人々との交流も味わいがありました。
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良い作品です。
犯罪を犯した主人公が最後まで逃げ切る事が出来るのか?ハラハラドキドキの展開に気が付いたら引き込まれてしまい、合わせて女性の持つ母性と言うものが細かく描写されており とても良い作品だと思いました。流石に直木賞受賞作家の作品です。
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何一つ共通点のない主人公に心を寄せてしまう物語。
私は男性なのですが、主人公の女性二人に、 何故か親近感というか親しい感覚を覚えました。 それは何故なんだろうと考え続けたのですが、 おそらく「生きづらさ」が共通項として、 心に秘めているからではないでしょうか。 この場で詳細を語るのは愚です。 「私は一人ではない」と心から思える一冊です。 ちなみに映画『八日目の蝉』も見たのですが、 原作よりも構成が複雑になっています。 野々宮 希和子(誘拐犯)の一人称で進む原作の方が、 映画よりも感情移入することができ、より心に響きました。
関連する文学賞
- 中央公論文芸賞 第2回(2007年) ・受賞