日本の文学賞

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ぶるうらんど

泉鏡花文学賞

ぶるうらんど

横尾忠則

『ぶるうらんど』は横尾忠則による作品で、泉鏡花文学賞で受賞に選ばれた。文藝春秋から2008年に刊行された書籍で、受賞作としての位置づけと刊行形態の双方が確認できる。

作品情報

『ぶるうらんど』

『ぶるうらんど』は、泉鏡花文学賞の受賞作として読まれる横尾忠則の作品。刊行情報が確認できるため、受賞履歴から作品へたどれる書籍として扱える。

書籍情報

出版社
文藝春秋
発売日
2008-04-14
ページ数
156ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784163270906
ISBN-10
4163270906
価格
2420 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品/日本文学

長年連れ添った夫婦の何気ない会話から始まって、めくるめく迷宮世界へ。驚異の絵画的イマジネーションが炸裂する、著者初の小説

レビュー

  • 何だか死にたくなりました・・ でも、元気!!!! 秀逸御作品!!!!!

    この本を読む前に、同著者の 死の向こうへ を読了直後で、 疲れてもいたけれど、本作を読み始めてから直ぐに、死にたくなってしまいました。 だって、とても仲良しの御夫婦が、幸せそうに会話をしていて、 ぱたんと本を閉じて、眺めていると帯に 永遠の愛の物語 と書かれてあれば、 もう私的には、泣くにも十二分な設定でもありました。 とはいえ、それはただの私の勝手な個人的な感情のみのことであり、 自分の家庭や夫婦の不幸と照らし合わせて、自分の不幸の為にも泣いたような ことでもあり、みたいな。 だから、もしも、この本を読んで、他のどなたかが死にたいとか思うとすれば、 私と似たような環境にあるか、或いはもしや、死後の世界を信じる余り のことだったり するのかもしれませんね?? いずれにせよ、死者が出れば、この本ももっともっと有名になってしまうことでしょう、 若きウェルテルの悩み ほどにも?? さて、肝心な本著作ですが、かなり変わっていると言っても良いでしょう。 気付いたら、日常的なことから、非日常へ、更には何とも不思議な異次元世界へ。 私小説風でもありながら、それを更に昇華させたある意味ファンタジックな、 死と再生の世界、輪廻転生、横尾先生ワールドへ、皆様も是非どうぞ。

  • 死後の世界を見る不思議な感覚 癒し

    図書館で、たまたま手にした。内容は知らなかったけれど読むうちに、ああここは死後の世界なんだと気づく。空は青く空気も透き通って、バラの花が咲き、水草も小魚も透き通った水の流れにゆれている。さすが美術家の小説だと思う。そこの景色がみえる。たてまえも縛りもない世界。自己のみ。体が軽くなりふわふわとした気分になる。現実の世界と鏡一枚へだてた向こう側にある世界と感じる。 この本を読んでいる途中に、妹が亡くなった知らせを聞いた。妹はピアノの教師だった。長い間病床にあった。 妹が、この苦しい病床での闘いから解放されて、本当に好きなピアノを楽しんで明るく死後の世界を生きているだろうと思えて、この本に会えてよかったと思った。

  • 見たことのない幻想世界。

    美術家の横尾忠則が小説に挑戦し、見事「泉鏡花文学賞」を受賞した一冊。 死後、七年目にようやく死後の世界で妻と再会した小説家だったが、なかなかその世界に馴染むことができずにいた。そんなある日、妻が唐突に消えてしまい……。 珍しいもの読んだなぁというのが一番最初の感想でした。何が違うのかはわからないけれど、ほかに見ないような小説です。 これが「泉鏡花賞」と言われると、なるほどという感じ。久しぶりに本格派の「幻想小説」を読んだ気になりました。 とても不思議な感じで、読み終わると何かが残る、全体的に不思議な小説です。 仕事で読んだんですがよかった。

  • ある世界の物語

    読み進むうちに不思議な世界に引きずり込まれ自分の存在がふわふわした存在に錯覚させられました。 入り込みやすいほうではないが入り込ませる面白さがブルーランドにはある。 妻をなくした寂しい中年親父の不思議でちょっぴり切ないコミカルな、ある世界の物語です。 値段は高めだが 2度3度 読める心地よい作品。

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