マリオネットの罠 (文春文庫)
列車をめぐる怪異と事件を、軽快な語り口で進める赤川次郎の初期ミステリー。ユーモアとサスペンスを併せ持ち、のちの人気作家としての持ち味を示している。
作品情報
列車の行方に、怪異と謎解きの楽しさが乗り込んでくる。
赤川次郎のデビュー期を代表する作品。読みやすい会話とテンポのよい展開で、怪談めいた設定を親しみやすい推理小説へ変えている。
レビュー要約
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作品の強い個性と時代性を評価する読者がいる一方で、語り口や主題の重さを手強く感じる反応もある。
書籍情報
- 出版社
- 文藝春秋
- 発売日
- 1981-03-01
- ページ数
- 334ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784167262013
- ISBN-10
- 4167262010
- 価格
- 82 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
「私はガラスの人形と呼ばれていた」森の館に幽閉された薄倖の美少女、都会の空白に起こる連続殺人の現場に残される謎のナイフ。人間の輻輳する欲望を鮮かに描いた異色の長篇推理。解・権田萬治
レビュー
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どんでん返しが面白い
赤川次郎さんのいつもの作風とは一味違うミステリー。 こういう話も書かれるんだなぁ、と新鮮な気持ちで楽しめました。
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この結末は予測がつきませんでした。
この作家さん売れっ子すぎて、今まで軽い印象があったので、読んだことなかったのですが、読み始めたらたちまち引き込まれ、すぐに読み終えてしまいました。こんな長編の面白いミステリーを書ける力量のある方だったんですね。
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ミステリー3:ホラー7くらい
有名な作家ではあるものの作品を読んだことは一度もありませんでした。この作家の小説はポップな表紙が多いので内容も軽いミステリーだろうと思っていたのですが案外重ためなお話でびっくり。いや、面白かったです。 一応ミステリーに分類されるのかな?しかし正直推理的な要素は少ないのでミステリーというよりホラーとして読んだ方が楽しめる気がします。実際推理しようにも読者へ提示されるヒントが圧倒的に足りないのでラストまでに真相に辿り着くのは厳しいかも。 視点がコロコロ変わりますがそのわりに頭が混乱することはなく、登場人物一人一人のキャラが立ってます。しかし悲しい女性がたくさん出てくるお話でした。長編処女作がこれとはすごい。 さすがに文章も読みやすく、無駄な描写がないのであっという間に読了。締め方はちょっと強引でしたが、まあ☆3.5くらいかな。
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良かった!
とても綺麗に届きました。
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赤川次郎作品として読んで、良い意味で裏切られた。
個人的な印象としては、赤川次郎作品は良い意味でスッキリ読みやすいという印象だった。頭を使わず読める、というような印象だった。ただ、この作品は良い意味でその印象を裏切られた。世界観がダーク、描写もグロテスクな場面あり、そして謎解きも質が高い。ハラハラ・ドキドキする場面もあり。非常に素晴らしい作品。 ただ、黒幕に関しては少し先が読めるかな、という印象。黒幕まで裏切られる展開であれば、間違いなく5つ星。ただ、これは読む価値あり。
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はらはらどきどき最初から最後まで没頭した
最初から最後まではらはらどきどき没頭した。最後のどんでん返しが秀逸。
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すごい
思わず引き込まれて、一気に読んでしまいました。最後の最後のどんでん返しには参りました。
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大事なのはいつ書かれた作品か
以前他のレビューでも書いたが名作と呼ばれるミステリは読む時代も大事。 本作の初出は1970年代ですから人々の価値観や世相、風俗といったものはいま読むとかなり古めかしい。 だがその辺りは決して本作の評価を下げるわけではありません。 問題は読み手側の我々があまたのトリックにさらされて、おおよその展開というものが読めてしまう点にあると思います。 名作と呼ばれる作品は話題となった時代に読んでおくべきだなというのが個人的感想です。