空色勾玉(そらいろまがたま) (〈勾玉〉三部作第一巻)
古代日本を思わせる神話的世界で、少女狭也が自分の力と運命に向き合うファンタジー。光と闇、神と人、支配と自由が、みずみずしい成長物語として結びつく。
作品情報
神話の光と闇の中で、少女は自分の運命を選び取る。
荻原規子の勾玉三部作の第一作。日本神話を下敷きにしながら、少女の自立と世界の均衡をめぐる物語として、児童文学とファンタジーの読者に広く読まれている。
レビュー要約
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神話的な世界観と少女の成長を結びつけた点が長く支持され、後続作とともに日本の児童ファンタジーの代表的作品として読まれている。
書籍情報
- 出版社
- 徳間書店
- 発売日
- 1996-07-01
- ページ数
- 366ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784198605391
- ISBN-10
- 4198605394
- 価格
- 1870 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/評論・文学研究/日本文学研究
~祝~ デビュー30周年(2018年) 日本の物語世界に新しい地平を拓き、牽引してきた 荻原規子の記念すべきデビュー作『空色勾玉』 *第22回日本児童文学者協会新人賞受賞作 神々が地上を歩いていた古代の日本を舞台に 絢爛豪華に織り上げられた、 日本のファンタジーの金字塔! 〈輝 かぐ〉の大御神の御子と、 〈闇 くら〉の氏族とが激しく争う戦乱の世。 〈輝〉の御子に憧れる十五歳の村娘狭也(さや)は、 訪れた〈闇〉の氏族に、空色の勾玉を手渡される。 それは鎮めの玉、 狭也が〈闇〉の巫女姫であるしるし…。 自分の運命を受け入れられず、 〈輝の宮〉に身を寄せた狭也を待っていたのは、 深い絶望と、不思議な出会いだった。 宮の奥深くに縛められていた少年稚羽矢(ちはや)は すべてのものを滅ぼすという 〈大蛇の剣 おろちのつるぎ〉の主だったのだ…。 荻原規子(おぎわらのりこ) 1959年東京に生まれる。早稲田大学教育学部卒。 1988年『空色勾玉』でデビュー、 日本を舞台としたファンタジーの書き手として 一世を風靡、米国でも翻訳出版されて話題を呼ぶ。 「勾玉」をめぐるファンタジーは、 『白鳥異伝』『薄紅天女』を併せ、三部作をなす。 ほかの作品に 「西の善き魔女」シリーズ(中央公論新社)、 「RDGレッドデータガール」シリーズ(角川書店) 「エチュード春一番」シリーズ(講談社)、 「荻原規子の源氏物語」シリーズ(理論社)、 産経児童出版文化賞JR賞など4賞を受賞した 『風神秘抄』、『あまねく神竜住まう国』 (ともに徳間書店)などがある。
レビュー
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美しい
小学生のときに勾玉シリーズに出会い、何度も読んでいたのをふと思い出して再読。大人になっても楽しめると名作だと感じたし、移り変わる季節や風景や、感情の描写がむしろ大人になってからより沁みた。ハラハラワクワク、爽やかな読後感。
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「古代日本の神秘と少女の成長を描く名作ファンタジー
敬称略 『空色勾玉』は、荻原規子によるファンタジー小説で、日本の古代を舞台に神話や伝説を織り交ぜた独特の世界観が魅力。 物語は、神々と人間が共存する古代日本を舞台に、主人公の少女が、家族の運命を背負いながら成長し、様々な試練を乗り越える姿を描いている。 彼女が手に入れる「空色の勾玉」は、彼女の運命を大きく左右する重要なアイテムであり、その謎と役割が物語を通じて少しずつ明らかになっていく。 荻原規子の筆致は非常に緻密で、登場人物たちの内面や背景、古代の風景が鮮やかに描かれており、まるでその時代にタイムスリップしたかのような感覚を味わうことができる。 また、神話や伝説をベースにしたストーリー展開は、読者に古代日本の文化や信仰を再認識させ、深い感動を呼び起こす。 特に印象的なのは、主人公の成長過程と彼女を取り巻く人々との関係性。 『空色勾玉』は、ファンタジー好きの方に強くお勧めできる一冊。 神話と現実が交錯する壮大な物語に、ぜひ触れてみてほしい。
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止まらない
日頃から空き時間があればよく読書をしますが、読書をするための時間を作りたいと思いながら生活したのは初めてかも知れません。 日本神話には疎いですが、だからこそなのか、神秘的な世界観にハマりました。 今ではあまり目にしない美しい日本語にも触れられて、とても読み応えのある一冊でした。 すぐに2作目の「白鳥異伝」も読み、3作目に突入します。
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どこかの書評を読んで買ったのですが…
どこかの書評を読んで買ったのですが、途中まで読んで放ってあります。
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飽きる暇がないくらい、展開が早い。
展開が早いのがよかった。 いろんなファンタジーのもとになってる気がする。 つづきも読もうと思う。
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古本?? 本・カバー共にきれい、帯まで付いて
書店で新装版が出ているのを見て、こちらでお安く購入しました。 きれいな本でありがたいです。 古事記や神話好きのファンタジー連読中の私を、神代の世界に連れて行ってくれる物語でした。
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寝る前に
子どもに読み聞かせと思って、自分が好きな本を読んでみようと空色勾玉を読んでいるうちに、いつのまにか物語の中に入っていました。 中学生の時、空色の本の、その色に惹かれて借りて、 あっという間に物語の中に引き込まれたのを覚えています。今読んでみても、同じように引き込まれますが、その時には気づかなかった、また新たな発見ができて、違う感動を覚えました。 両極の一対である狭也と稚羽矢が、乗り越えていく事で、一緒にいないことは一人ですらないと気づく。そんなふたりを羨ましく思いました。
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言葉の色彩感覚が素晴らしい
文句無しの傑作です。 ストーリーもさる事ながら、言葉の色彩感覚が素晴らしいです。 独特な言い回し、詩のような文章からは豊葦原の色取り取りの風景が見えてくるようです。 現代では失ってしまった。しかし、誰もが知っている懐かしい原初の風景がここにあります。 子供だけでなく、是非大人の方にも読んで欲しい作品です。