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最後の皇帝と謎解きを

『このミステリーがすごい!』大賞

最後の皇帝と謎解きを

犬丸幸平

1920年、中国。北京在住の日本人絵師・一条剛は、清朝最後の皇帝・溥儀(ふぎ)に水墨画の師として雇われる。だが溥儀には秘めた目的があった。紫禁城に眠る水墨画を贋作にすり替えて真作を秘密裏に売却し、清朝復興の資金を調達するというのだ。やがて宦官のひとりが密室で不審死を遂げ、龍の絵に何者かが目を描き加え、ある宦官が感情を失うという怪事が続発する。齢十八の絵師と十五歳の少年廃帝は、謎を解き明かすうちに身分も国も超えた友情を育んでいく。

歴史ミステリー中国近代史清朝末期密室殺人友情青春贋作紫禁城溥儀

Work Information

身分も国も超えた友情×歴史ミステリー。紫禁城の密室で、絵師と皇帝が謎に挑む。

2026年・第24回『このミステリーがすごい!』大賞 大賞受賞作。1920年代の北京・紫禁城を舞台に、日本人絵師と清朝最後の皇帝・溥儀が密室殺人などの謎に挑む歴史ミステリー。身分も国も超えた二人の友情と、激動の時代を生き抜く姿を描いた青春譚でもある。著者・犬丸幸平のデビュー作。

Review Summaries

  • 「舞台設定が素晴らしい」「時代の狭間に焦点を当てた人物描写が魅力的」「新人とは思えないバランスの良さ」などの声が多く、全体として高い評価を受けている。

  • 選考委員の大森望は「この時代のこの場所をピンポイントで選んだ着眼点はすばらしく、たいへんユニークな歴史ミステリーに仕上がっている」と高く評価した。

Book Information

Publisher
宝島社
Published
2026-01-09
Pages
352 pages
Language
日本語
ISBN-13
9784299075000
ISBN-10
4299075005
Price
1760 JPY
Category
本/文学・評論

2026年第24回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作 紫禁城で起こる密室殺人事件に溥儀と日本人絵師が挑む! 身分も国も超えた人々の友情×歴史ミステリー 選考委員絶賛! 「この時代のこの場所をピンポイントで選んだ着眼点はすばらしく、たいへんユニークな歴史ミステリーに仕上がっている」大森望(翻訳家・書評家) 「過酷な運命を強いられた少年廃帝と異郷で孤立しがちな若き日本人画家の絆が育まれていくありさまが素晴らしい」香山二三郎(コラムニスト) 「当時の紫禁城を知らない読者とほぼ同じ目線の主人公のため、物語世界に入りやすい」瀧井朝世(ライター) (あらすじ) 1920年、中国。北京在住で日本人絵師の一条剛は、紫禁城に住む廃帝・溥儀に水墨画の師として雇われた。しかし溥儀には、城に眠る水墨画を贋作にすり替えて真作を秘密裏に売却し、清朝復興のための資金を調達する目的があったのだった――。 使用人の宦官のひとりが密室で不審死を遂げた事件を皮切りに、龍の絵に何者かの手で描き加えられていた目、ある時を境に感情をなくした宦官など、一条はさまざまな謎を少年廃帝とともに解き明かすことになる。立場を超え、ふたりの間には徐々に友情が芽生えていくが……。

犬丸幸平(いぬまる・こうへい) 1994年、大阪府箕面市出身。神奈川県川崎市在住。京都産業大学英米語学科卒業。在学中からバックパッカーに夢中になり、中東、南米、アフリカなどを中心に約40ヵ国を訪問。現在はパキスタンで絨毯の買い付けなどをしている。趣味は筋トレ。推理小説を読むきっかけになった漫画『名探偵コナン』の連載開始年に生まれ、誕生日は5月7日(コナン)。

Reviews

  • ミステリーと友情

    舞台が中国なので、読めるかな?と 思いましたがすらすらと読む事ができました。 孫犬と皇帝との友情ら宦官の苦悩に 涙しました。

  • 清朝が滅んだ後の短い間のミステリー

    中国が舞台のミステリーで面白かった 溥儀の日記が挿入されていて興味深かった

  • 歳を重ねても、学ぶ事は沢山ありました

    久し振りに色々な事を知る機会が出来ました。 時代背景を描くのは大変だろうと思いながらも、私には新鮮なものも沢山ありました。歳を重ねてもまだまだ、色々な事を知りたいと思います。

  • 薬屋ひとりごと&ラストエンペラー

    薬屋のひとりごととか…ラストエンペラーの映画の場面などを思い浮かべながら 読み終えました。考えられない世界で 有り得ないような話が展開されてます。 冠位 とか 名前とかが すんなり飲み込めなかったけど 楽しめる1冊です

  • 読みやすかったです!

    その当時だからこその謎や、散りばめられた伏線、ラストの展開など、歴史物が苦手な私でも最後まで楽しく読めました。 犬丸先生の次回作にも期待しています。

  • ギブアップ(1/5くらいしか読んでいない)

    皇帝溥儀が主人公にベラベラしゃべるところで、積もり積もった違和感がMAXになり、読むのを止めてしまいました。 主人公や宦官の行動も行き当たりばったり感が強くて、作品に入り込めなかった。 実は違和感のいくつかは伏線のようなので、もう少し読み続ければ違った感想になっていたかもしれません。 中国語発音を併記するなどなんとか中国の雰囲気を出そうとしていることは感じ取れましたが、かえって読書のリズムが悪くなってしまう面もあると思います。

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