作品情報
レイヴのDJが、過去を抱えて地の果てをさまよう。
河出書房新社の単行本『デッド・エンド・スカイ』は、文学界新人賞受賞作を含む清野栄一の初の長篇小説。レイヴのDJが過去を振り返りながら地の果てを彷徨う構成で、音楽と移動、記憶と救済のイメージが強く響く。
レビュー要約
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独特の熱量と浮遊感を評価する声があり、音楽的な疾走感や終末感が印象に残る作品として受け止められている。題材の特異さゆえに、読書体験がかなり作品に引き寄せられるという受け止め方も見られる。
書籍情報
- 出版社
- 河出書房新社
- 発売日
- 2001-06-01
- ページ数
- 278ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784309014104
- ISBN-10
- 4309014100
- 価格
- 1081 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
第81回(1995年) 文學界新人賞受賞
レビュー
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若き魂の彷徨
作者を知ったのは、小林紀晴が海外で知り合った旅人として「アジアン・ジャパニーズ」にて紹介していたこと。 その彼が文學界新人賞を受賞したのがこの作品だ。 博之と幸太郎は、福島出身の遠い親戚同士で、共に海外を流浪。 やがて日本に戻るも、共生しながら自堕落な生活を続ける。 次第に一人はカメラマン、一人はDJに職を見つけ、 落ち着いていくかにも思われたが、型にはまった生活などできる性分でもない二人。 その運命は暗転する。。 海外放浪、写真、DJ。二人とも、作者自身が投影された分身なのだろう。 ベースは、二人の若者の魂の彷徨の物語なのだが、 作者の経歴にふさわしく、サイケデリックな臭いがプンプンの文章で、 時折意味をつかむのに苦労する所も。