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短歌の友人

伊藤整文学賞

短歌の友人

穂村弘

『短歌の友人』は穂村弘による作品で、伊藤整文学賞で受賞に選ばれた。河出書房新社から2007年に刊行された書籍で、受賞作としての位置づけと刊行形態の双方が確認できる。

作品情報

『短歌の友人』

『短歌の友人』は、伊藤整文学賞の受賞作として読まれる穂村弘の作品。刊行情報が確認できるため、受賞履歴から作品へたどれる書籍として扱える。

書籍情報

出版社
河出書房新社
発売日
2007-12-01
ページ数
266ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784309018416
ISBN-10
4309018416
価格
686 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/エッセー・随筆

Amazon.co.jp: 短歌の友人 : 穂村 弘: 本

レビュー

  • 良書

    タメになる。

  • 素人には難しい。

    「自己、他者、コミュニケーション、性別、リアリティ、共同体、時代……、目の前の短歌の『面白さ』を味わっているうちに、自然にそんなことを考える場所に運ばれてゆく」著者が「短歌を読むことから生まれた思考の流れ」を文章化した歌論集。 私にはちょっと高度すぎた。考えてみれば、「運命」と「未完成」しか聴いたことのない人が「シェーンベルクについて」とか「後期ロマン派と『死』」というような論文を読むようなものだろう。したがって以下はド素人のコメント。 1 短歌を読む際には「圧縮された情報を読者の側で解凍しなくてはならない」と著者は述べる。が、別の個所で「こうなるとほとんど読み手である私が、自分自身の物語を創作しているのに近い」とも述べており、そうするとその解凍=解釈の「正しさ」はどのように担保されるのだろうか。そこがよく分からない。「(解釈が)みんな違ってみんないい」という訳ではあるまい。 2 よく「短歌は数千年の歴史をもつ」と言われるけれど、どうやら、近代以降の短歌は、それ以前の短歌とかなりの程度、断絶しているように思われる。本書で登場する「時代区分」は、〈近代〉〈戦後〉〈今〉(あるいは1980年代と2000年代)である。

  • 歌人のハートは庶民の十倍も庶民

    穂村弘さんのエッセイ集は読んだことがありましたが、本格的な短歌論は初めて読ませていただきました。 一言で言えば、エッセイとは違ってたいへん難しかったです。 私は短歌を詠みます。新聞の地方版で短歌欄の年間大賞を取ったこともあります。地方の芸術祭の受賞歴もありますが、穂村さんのように短歌を分析することなく、歌集を鑑賞していただけだということが、この本を読んでよくわかりました。 ただ、面白かったのは次の記述です。 「現代詩人の多くは、九〇度や二百七〇度や一八〇度くらい普通の人達とは違っているように感じる。詩人をみていると、その頭もハートも庶民のものではない、と思う。…………一方、歌人はどうかというと、こちらは普通の人達よりもさらに普通さの濃い人が多い。…………歌人の頭は庶民、ハートは庶民の十倍も庶民なのである。」 私は詩も書きます。こちらも地方の芸術祭入賞止まりですが、自分は普通の人ではないのか、それともとことん庶民なのか考えてしまいました。きっとどちらでもない、普通の人なのだろうというのが結論でしたが。 一つ言えることは、歌詠みとして、穂村さんを目指しても遠く及ばないことだけは確かでしょう。目指すとしたら、彼の研究熱心さの爪の垢でも煎じて飲むことでしょうか。

  • 素晴らしい!

    とても満足しています。 ありがとうございました。

  • くすっと笑いたい人にオススメです。

    短歌は子どもの頃に学校で習って以来、全く無縁でした。 でもこの本は、「これが短歌!?」というような、分かりやすく、笑えたり、親しみやすい作品がたくさん載っていて、とても面白いです。 子どもにも読ませたら、短歌が身近になるだろうなぁと思いました。

  • 短歌のエッセイ

    短歌を専門歌人から見たエッセイ集は面白い。

  • なかなかむずかしい

    歌人のエッセイで、ことばに対するこだわりが、述べられているが、個人的にはむずかしかった。俵万智氏のエッセイや歌の解説は比較的にすぅーと入ってくるのだが。本体690円+税。

  • なるほど、素晴らしい

    短歌に素人の読者にもよく分かる言葉遣いで、「短歌で表現する」というのがどんなことなのか、たいへん明解に語られています。短歌好きに留まらず、ことばに感心のある方には、楽しんで読める話題が多いと思います。 穂村弘がただの「へなちょこ男」ではないぞ、と思わされる論理的かつシャープな語り口があったりして一瞬「おっ」と思いました。が、やっぱり、本質的には「へたれ」だな、と再確認しつつ、さらに、自身のへなちょこぶりをどう作品に昇華しているのか、あるいは、自身のふがいなさが意図せずどう作品に露呈してしまうものなのか、などなどを巡る葛藤が感じられて、穂村ファンにはたまりません。 装丁も美しいし、素晴らしいです。

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