日本の文学賞

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書籍情報

出版社
河出書房新社
発売日
2019-11-14
ページ数
120ページ
言語
日本語
サイズ
13.5 x 1.6 x 19.6 cm
ISBN-13
9784309028460
ISBN-10
4309028462
価格
1333 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品

女になりたいのではない、「私」でありたい ゆるやかな絶望を生きる男が唯一求めたのは、 美しくなることだった 選考委員・磯﨑憲一郎、斎藤美奈子、村田沙耶香、困惑、そして驚愕。 物議を醸すニヒリズムの極北、28歳の新たなる才能。第56回文藝賞受賞作。 メイクやコーディネイト、女性らしい仕草の研究……。 美しくなるために日々努力する大学生の私は、コールセンターのバイトで稼いだ金を、美容とデリヘルに費やしていた。 やがて私は他人に自分の女装した姿を見て欲しいと思うようになる。 美しさを他人に認められたい――唯一抱いたその望みが、性をめぐる理不尽な暴力とともに、絶望の頂へと私を導いてゆく。 まるで都市開発プロジェクトのような、無愛想で冷徹な語り口。在り来りの現代小説ではない。 ――磯﨑憲一郎 女性に親和性の高い感覚を、男性主人公を通して描ききった。「性の多様性」では表現しきれぬ、屈折を抱え込んだ問題提起作。 ――斎藤美奈子 「美しさ」への無感情な執着とでもいうような、奇妙な拘りの面白さ。 ――村田沙耶香

1991年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。東京都在住。2019年『改良』で第56回文藝賞を受賞しデビュー。2020年『破局』で第163回芥川龍之介賞を受賞。

レビュー

  • 女装する話では突出している。おもしろい。

    遠野遥のデビュー作。語り手の気持ちがいじらしい。イジイジ。

  • 人それぞれ。

    本なので、人により感じ方は様々かと思います。 著者の別の本も読んでいます。 自分的には読書の一部、と言った感じでしょうか。

  • 続きが気になる

    思ったよりも短くてあっと言う間に終わってしまいました。 この先の続きが気になる感じでした。 描写が丁寧で、細かいので想像しやすかったです。

  • 良かった

    長さもさくっと読みやすいし私は好きだった 遠野遥さんの作品、初めて読んだのがこれでしたが他の作品も読んでみたいと思った

  • 生々しい、グロい

    読んでるのは文章なんだけど、人の肌、粘膜、臭い、場面、表情を、生々しく感じるお話だった。 主人公のどこか歪んだ感情が、笑えるくらい真っ直ぐで、人間のリアリティを感じた。 たまに面白い表現があって、 そういう時は、ダリの絵を見た時みたいな不気味な感じがした。 ところどころ、嫌な気持ちをぐっとこらえながら読んだのだけど、 そういえば純文学を読むってこういうことだったなって思い出した。 作者さんの無機質な見た目を想像して読むと、全くもって正反対の内容ですので注意。

  • 面白かった

    久々におもしろい小説、一気に読みました。全然無機質じゃなかった。

  • 読んで考えるとめっちゃおもろい

    「主人公は逃げているだけの人物だと感じ、少なからず美しさは自分で評価するものではない。こんな人間の考察なんかしたくない。と率直に思うくらいには、好きではない人格。」だったのですが、つくねという登場人物を中心に考えると、とても良い本なのでは? 読者によって受け取り方は180°変わる小説かと思う。読んでから多方面に考察すると善き本

  • 持っていたくない本

    受賞作品ということで期待して読んでみた所、感想に詰まるという異例の体験をした。 何だか全体的なコンセプトがよく分からない上に劣悪な描写が長々と続き非常に疲れた。 正直、なぜこれが受賞作品なのか理解できない。

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