作品情報
杳子は、古井由吉の表現が受賞時の評価と結びついた作品である。
登山で出会った男女の関係を通して、精神の揺らぎと身体感覚の不確かさを描く小説。現実と幻影の境目を曖昧にする文体が、古井由吉の初期文学を特徴づける。 賞の文脈では、題材だけでなく、語りの密度や時代への向き合い方が注目される。
レビュー要約
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読者の反応は、同時代性と作者固有の語り口を評価する声を軸にしている。作品の背景を知るほど、受賞作としての位置づけが読み取りやすい。
書籍情報
- 出版社
- 河出書房新社
- 発売日
- 2012-03-09
- ページ数
- 428ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 14 x 3.3 x 20 cm
- ISBN-13
- 9784309709918
- ISBN-10
- 4309709915
- 価格
- 3960 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
杳子,妻隠,行隠れ,聖
1937年東京生まれ。東京大学独文科修士課程修了。71年「杳子」で芥川賞受賞。83年「槿」で谷崎潤一郎賞を、87年「中山坂」で川端康成文学賞を、90年「仮往生伝試文」で読売文学賞を受賞。