作品情報
一作限りの筆名で発表され、後年まで幻の短篇として語られた幻想ミステリ。
「月の光」は、一九五五年の宝石短篇小説で佳作に入選した利根安理名義の短篇である。作者は後に黒羽英二として知られ、河出書房新社の『十五号車の男』では、鉄道・廃線にちなんだ推理・幻想短篇の中に本作が収録されている。 Amazon JP の直接ページは確認できなかったが、出版社ページと紀伊國屋書店ページで『十五号車の男』の ISBN、発売日、ページ数、収録情報を確認した。紙書籍の ISBN-13 から ISBN-10 と ASIN を相互補完した。雑誌号の番号は使用していない。
レビュー要約
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当時の有力な推理作家に評価されながら、筆名の事情で長く見えにくい作品となった点が興味深い。再録によって、戦後推理小説の周縁にあった幻想的な短篇として読み直せる。
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収録単行本では、鉄道・廃線にまつわる推理と幻想の短篇群の中に置かれている。作品の単独性だけでなく、黒羽英二の後年の作風へつながる入口としても読める。
書籍情報
- 出版社
- 河出書房新社
- 発売日
- 2009-07-11
- ページ数
- 336ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13.5 x 2.7 x 19.6 cm
- ISBN-13
- 9784309908236
- ISBN-10
- 4309908233
- 価格
- 1980 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
江戸川乱歩・鮎川哲也に絶賛されながら、1作限りのペンネームのため幻の作家扱いされたいわくつきの短篇「月の光」をはじめ、鉄道・廃線にちなんだ推理・幻想短篇を集める。
昭和6年、東京生まれ。早稲田大学英文科卒業。『目的補語』で昭和45年度文藝賞受賞。著書に詩集『いのちの旅』『間奏曲』『鉄道廃線跡と』などがある。
関連する文学賞
- 宝石賞 第9回(1955年) ・上位佳作