作品情報
受賞歴と書誌記録からたどる『半島を出よ』。
幻冬舎から上下巻で刊行された長編小説です。近未来の福岡を舞台に、国家的危機と社会の脆さを多視点で描きます。 Amazon JP、NDL Search、出版社・書籍情報を作品名と著者名で確認しました。 NDL の図書レコードで単行本・紙書籍の ISBN を確認し、ISBN-10 と ISBN-13 を相互変換したうえで、日本の紙書籍として ASIN に ISBN-10 を補完しています。
レビュー要約
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読者の反応は、題材の個性、文章の手触り、読後に残る印象に向けられている。詳しい評価傾向は出典先の書誌・販売情報で確認できる。
書籍情報
- 出版社
- 幻冬舎
- 発売日
- 2005-03-25
- ページ数
- 430ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784344007598
- ISBN-10
- 434400759X
- 価格
- 2230 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品
北朝鮮のコマンド9人が開幕戦の福岡ドームを武力占拠し、2時間後、複葉輸送機で484人の特殊部隊が来襲、市中心部を制圧した。彼らは北朝鮮の「反乱軍」を名乗った。 〈財政破綻し、国際的孤立を深める近未来の日本に起こった奇蹟〉
村上龍 1952年長崎県佐世保市生まれ。武蔵野美術大学中退。大学在学中の76年、「限りなく透明に近いブルー」で群像新人賞、芥川賞を受賞。主な著書に『コインロッカー・ベイビーズ』『愛と幻想のファシズム』『トパーズ』『五分後の世界』など。2004年『13歳のハローワーク』がミリオンセラーとなる。
レビュー
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素晴らしい!
とても満足しています。 ありがとうございました。
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安心感
面白かった
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発売当時読まなかった
苦しみながら完読。上巻はまだ良い
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本当に読みにくいけれど、とにかく読んで!
特に、物語最初のホームレスの件は、 この物語の中で、 これらの人がどういう位置づけになるのかが全く見えず、 本当に退屈。 何度も、途中で放りだそうと思った。 けれど、我が妹が、 「福岡市民なら、絶対読むべき」 と強くいうもんだから、 とにかく読んでみた。 文字数多いし、一章一章の話が長い。 だけど、読み進むにつれ、 全体が見えてくると、 どんどんと物語に引き込まれていく。 しかも、もの凄い取材力! それに驚いてしまった。 物語は、福岡ドーム(現YAHOOドーム)近辺 を中心に進んでいく。 私は、ホークスタウン (福岡ドーム・シーホークホテル・ホークスタウンモール)で、 以前仕事に従事していたことがあるが、 村上氏は、このホークスタウンの裏導線まで、 熟知し、物語の中に網羅している。 従業員しか知りえない情報も。 しかも、福岡市内も巻き込んで話が進んでいくので、 福岡在住・福岡出身者には、 物語をリアルに感じていただけると思う。 たまに、博多弁の使い方を間違っているところは、 ちと気になるが(笑。 そして、福岡市民のみなさん、 この物語にあるように、 北朝鮮に制圧されてしまうかも、 または、ミサイルを打ち込まれたりするかも・・・ というこういった危機意識・危機管理能力・・・ この物語を読んで、 考えて欲しいと思います。 この書を教えてくれた妹よ、 ありがとう。 本当に、読み進むの大変で、 時間がかかったけれど、 とても面白い物語です。
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蜃気楼のような国、日本
この本の何がすごいって、病的なまでに書き込まれたディテール、そしてそれが醸し出すリアリティが凄い。 わたしなんて読了後、見たこともない平壌に郷愁すら感じ、自分が日本人の市民なのか北朝鮮の工作員なのか 分からなくなってしまったくらいだ。 読み終えて感じるのは、日本っていうのは快適でありながら、どこか不確かで、生命力が乏しく、現実離れした国だと言うこと。 そしてそれは多分、堂々と軍隊を持つこともできないという国家としての不確かさと通底しているのだと思う。
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問題提起も現実直視力もいい
村上龍は、「作家は社会の目である」という意思がいつも背後に感じ取れて好感度が高いです。この作品もリアルな現実に思えてくる。鋭く現実を見抜くセンスが、ぼんやりしたノンポリ社会の日本に怖い現実が潜んでいることを知らせてくれます。
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ダラダラ記述にうんざり
本編前の登場人物紹介に、まずビックリ!多すぎるし、実際に読んでいて頭にはいりきらない。 着想は面白いが、人物描写、エピソード記述がダラダラとして、「さっさとストーリー進めてくれ!」 上巻のみ飛ばし読み、あとは、ネットであらすじ読んで終了。文学賞受賞を鵜呑みにしてはいけない。
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登場人物が多い
登場人物が多い。多い上に登場人物のエピソード•肩書きをきっちり書くため、ストーリーの進みがよくないような気がする。そのため、ちょいちょい読み飛ばしてしまった。 内容としては現状の日本において、実際に他国から攻撃されたら政府はうまく対応できないことをとても詳細に書いており、危機感を覚えます。 2022時点でロシアのウクライナ侵攻が始まり、世界的に不安定な状況なので、この小説のように、もしくはそれ以上のことが起こるのではないかと不安です。
関連する文学賞
- 野間文芸賞 第58回(2005年) ・受賞
- 毎日出版文化賞 第59回(2005年) ・受賞