毎日出版文化賞 まいにちしゅっぱんぶんかしょう
第59回(2005年)
文学・芸術部門人文・社会部門自然科学部門企画部門特別賞
受賞者
5名
村上龍
受賞
2011年、北朝鮮の反乱軍を名乗る特殊部隊が福岡を制圧するという近未来小説。政治、軍事、都市、若者たちの視点を交錯させ、日本社会が危機に直面したときの脆さと反応を描く上下巻の大作である。
福岡占拠という架空の危機を通じて、近未来の日本社会を揺さぶる。
430ページ
近未来小説安全保障福岡政治危機都市
松本健一
受賞
北一輝の若き日を、佐渡での生い立ち、恋、詩歌、思想形成の過程からたどる評伝。後年の国家改造思想だけでなく、青年期の挫折や文学的感性に光を当て、危険な思想家として固定されがちな人物像を立体的に描く。
恋と詩歌と革命の予兆から、若き北一輝を読み解く評伝。
281ページ
評伝北一輝近代思想佐渡革命思想
佐藤優
受賞
外務省職員として「ラスプーチン」と呼ばれた佐藤優が、自身の逮捕と取調べ、国策捜査をめぐる経験を記した回想的ノンフィクション。外交、情報、国家権力の作用を、当事者の視点から分析する。
外務省事件の当事者が、国家権力と情報の現場を語る。
398ページ
ノンフィクション外交国策捜査国家権力回想録
中西準子
受賞
環境問題を恐怖や印象論で扱うのではなく、リスク評価の考え方から捉え直す科学的な入門・提言の書。化学物質や環境政策をめぐる不安に対し、どの危険をどの程度重く見るべきかを考えるための羅針盤を示す。
環境への不安を、リスク評価という道具で考え直す。
264ページ
環境リスクリスク評価環境政策科学と社会化学物質