作品情報
名もなき毒は、宮部みゆきが長編ミステリーとして形にした受賞作です。
杉村三郎シリーズの一作で、身近な悪意と社会のひずみが事件を通して浮かび上がる長編ミステリーです。毒という題名が示す通り、目に見えにくい害意が人間関係を侵していきます。 受賞作として、作者の関心と表現の特徴が読み取れる一作です。
レビュー要約
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読者や選考上の反応は、題材への切り込み方と文章の手触りに注目している。作品の形式に応じて受け止め方は分かれるが、受賞歴が示す通り強い印象を残した。
書籍情報
- 出版社
- 幻冬舎
- 発売日
- 2006-08-01
- ページ数
- 489ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784344012141
- ISBN-10
- 4344012143
- 価格
- 2480 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
第41回(2007年) 吉川英治文学賞受賞
レビュー
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現代に起きそうというより、起きているかも知れない。
「誰でも良かった」という矛盾が怖い
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単純な勧善懲悪でなく、読者に考えさせる作品。
杉村三郎シリーズ第2弾も、宮部みゆきさんの筆力で読ませる、読み応えのある作品だった。逆玉の腰で、資産家の娘と結婚した杉村三郎は、平凡な男で、彼が自分なりに奮闘するも、原田いずみに振り回されて、散々な目にあうのが、リアリティの感じられる所だ。原田いずみが、自分の兄に乱暴されたと虚言を吐き、兄の結婚式を台無しにしたエピソードで、彼女の虚言が本当なら、と考える場面がある。それなら彼女が傷付き、人格が破綻した事に説明が付くのだ。が実際には、そのような分かり易い理由などないのに、彼女の人格は破綻してしまった。その理由を考えるに、人の心を蝕む「毒」があったのではないか、と読者に思わせる作者の筆致が素晴らしい。一見本筋と無関係に思える、杉村の妻が新居に抱いた不安が、利いて来るのだ。 そして、杉村の娘が危機一髪の苦境に陥った時、毒殺犯の気弱な青年が割って入る、ストーリーテリングが見事。タイトルもそうだが、「毒」にこだわった面白いストーリーだった。杉村が決して名探偵でなく、むしろ犯人に翻弄される情けない男なのが、多少消化不良気味だけど、単純な勧善懲悪でなく、読者に考えさせる作品である。
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良かった
好きです。
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気軽にすいすい読めます
この本、ホントに宮部みゆきさんの著作?と思うくらい、軽く読み進むことができます。青酸カリの事件、トラブルメーカーのもと社員の件、サクサク読めます。宮部みゆきさんの作品は、いつも眠れないくらい、ドキドキして読みますが、このシリーズは、2~3ページ行かないうちに寝てしまいます。普通の小説です。たまには、こういう作品があっても良いか、と感じました。
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面白い
次作を直ぐ買う気になった
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楽しい時間
古い作品のようですが 病院の待ち時間にそこの書棚のを ふと読み始め 続きが読みたく ネットで探し購入しました 宮部みゆきさんは 読み進んでいる時が楽しい時間です ストーリーが良いのでしょうね
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人間が画一的答えのない、存在です❗
宮部みゆきは、天才。どの作品も引き込まれて読みます。人を一面で判断できない存在と、改めて考えさせられます‼️
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1日遅れました
日本郵便の配達でしたが土、日をはさんでいたのか 4日には届きませんでした 品物はきれいでした
関連する文学賞
- 吉川英治文学賞 第41回(2007年) ・受賞