Japanese Literary Awards

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宮部 みゆき

みやべ みゆき

Miyabe Miyuki

Aliases: 安寿
Pen Names: 山野田みゆきデビュー前の使用ペンネーム(初期), 安寿大極宮(所属事務所)でのコードネーム

Profile

Gender
Female
Born
1960-12-23 (東京都江東区深川)
Nationality
日本
Languages
日本語
Residence History
東京都江東区深川(出身・創作活動の拠点)

Career

Occupations
小説家
Active Years
1987-
Affiliations
日本推理作家協会, 日本SF作家クラブ(2001年時点で会員), 大極宮(現・ラクーンエージェンシー)
Memberships
日本推理作家協会, 日本SF作家クラブ(2001年時点で会員、のち名簿にない)
Influenced By
ルーマー・ゴッデン(児童・怪奇小説), 山本周五郎(時代小説), 永井路子(時代小説), 荒俣宏(怪奇・幻想文学の編集・紹介)
Influenced
後続の女性ミステリ作家や現代日本のミステリ作家群
Nominations
第105回直木三十五賞 候補(龍は眠る), 第106回直木三十五賞 候補(返事はいらない), 第108回直木三十五賞 候補(火車), 第115回直木三十五賞 候補(人質カノン), 第116回直木三十五賞 候補(蒲生邸事件)

Education

東京都立墨田川高等学校
Year of Graduation: 1979
Country: 日本
最終学歴は高等学校卒業。大学進学の記録はなし。

Awards

オール讀物推理小説新人賞
1987
Work: 我らが隣人の犯罪
Organization: 文藝春秋(オール讀物)
Result: Winner
日本推理サスペンス大賞
1989
Work: 魔術はささやく
Organization: 日本推理サスペンス大賞選考委員会
Result: Winner
吉川英治文学新人賞
1991
Work: 本所深川ふしぎ草紙
Organization: 吉川英治文学新人賞委員会
Result: Winner
日本推理作家協会賞
1992
Work: 龍は眠る
Organization: 日本推理作家協会
Result: Winner (co-winner)
山本周五郎賞
1993
Work: 火車
Organization: 山本周五郎賞選考委員会
Result: Winner
日本SF大賞
1997
Work: 蒲生邸事件
Organization: 日本SF大賞選考委員会
Result: Winner
直木三十五賞
1999
Work: 理由
Organization: 直木三十五賞選考委員会
Result: Winner
日本冒険小説協会大賞(国内部門大賞)
1999
Work: 理由
Organization: 日本冒険小説協会
Result: Winner
毎日出版文化賞(特別賞)
2001
Work: 模倣犯
Organization: 毎日新聞社
Result: Winner (Special Prize)
司馬遼太郎賞
2002
Work: 模倣犯
Organization: 司馬遼太郎賞選考委員会
Result: Winner
芸術選奨(文部科学大臣賞)
2002
Work: 模倣犯(業績)
Organization: 文化庁・芸術選奨運営委員会
Result: Winner
吉川英治文学賞
2007
Work: 名もなき毒
Organization: 吉川英治文学賞選考委員会
Result: Winner
ミルドレッド・L・バチェルダー賞
2008
Work: BRAVE STORY(英訳版)
Organization: アメリカ図書館協会(ALA)
Result: Winner
菊池寛賞
2022
Work: 業績(総合)
Organization: 菊池寛賞運営委員会
Result: Winner

Awards & Nominations

  1. 隣家の犬の鳴き声に悩まされる家族の騒動を、ユーモアとミステリーの手つきで描く表題作を含む短編集。身近な生活の困りごとが、犯罪小説らしい仕掛けと温かな人間観察へ変わっていく。

    我らが隣人の犯罪は、宮部みゆきの表現の核を伝える一作である。

    229 pages
    日常ミステリー家族隣人関係ユーモア
  1. Work: 魔術はささやく

    『魔術はささやく』は、宮部みゆきによる受賞作で、題名が示す人物・場所・出来事を手がかりに、人間の選択や時代の空気を描く作品である。物語性のある作品では登場人物の関係と転機を、評論・ノンフィクションでは対象への観察と論点の積み重ねを軸に読ませる。

    『魔術はささやく』は、受賞時代の問題意識と著者の視線が交差する一作である。

    時代と個人記憶社会人間関係
  1. 宮部みゆき『本所深川ふしぎ草紙』は、本所七不思議を題材にした連作時代ミステリ。岡っ引きの茂七を軸に、怪異の気配と下町の人情を重ね、江戸の暮らしに潜む謎を解いていく。

    怪異の影をたどれば、江戸下町の人の情が見えてくる。

    234 pages
    時代小説本所七不思議人情捕物
  1. Work: 龍は眠る

    死亡事故に遭遇した青年と、超能力を持つ少年の出会いから始まる長編ミステリ。真相を追う過程で、能力を持つ者の孤独と社会の不安が浮き彫りになる。

    少年の言葉が事故の闇を開き、見えない力を持つ者の孤独を照らす。

    537 pages
    ミステリ超能力孤独事故
山本周五郎賞 1 appearances
  1. Work: 火車

    休職中の刑事が、失踪した女性の足跡を追ううち、カード社会と自己破産の闇へ踏み込んでいく長編ミステリー。消えた女の謎を通じて、名前、生活、信用が奪われる恐怖を描く。

    失踪した女性の足跡は、カード社会の暗部へと刑事を導いていく。

    590 pages
    失踪事件カード破産現代社会の闇
日本SF大賞 1 appearances
  1. 『蒲生邸事件』は、宮部みゆきによる作品で、1997年の日本SF大賞で受賞対象となった。毎日新聞社から刊行された作品として読まれている。

    日本SF大賞で受賞対象となった『蒲生邸事件』。

    427 pages
直木三十五賞 1 appearances
  1. Work: 理由

    『理由』は、宮部みゆきによる大衆文学、小説の作品。直木三十五賞で評価された作品として、作者の関心や時代性が表れた一作である。

    直木三十五賞で注目された、宮部みゆきの個性がうかがえる作品。

    573 pages
    大衆文学小説直木三十五賞
  1. Work: 理由

    高層マンションで起きた一家殺害事件を、多数の証言から組み立てる社会派ミステリ。都市、家族、所有の問題を浮き彫りにします。

    高層マンションで起きた一家殺害事件を、多数の証言から組み立てる社会派ミステリ。

    574 pages
    社会派ミステリ証言都市家族
毎日出版文化賞 1 appearances
  1. Edition 55 (2001) 特別賞
    Work: 模倣犯

    『模倣犯』は、宮部みゆきによる作品。毎日出版文化賞の2001年回で特別賞に選ばれ、同時代の文学・出版の中で評価された。

    毎日出版文化賞で特別賞となった、宮部みゆきの『模倣犯』。

    726 pages
    文学賞人間物語
  1. Work: 模倣犯

    連続誘拐殺人事件とそれに翻弄される被害者家族、報道、地域社会を描く大作ミステリー。劇場型犯罪の恐怖だけでなく、事件が人々の記憶と生活を侵食する過程を丹念に追う。

    ひとつの犯罪が、家族、報道、社会の言葉を巻き込みながら巨大な闇へ広がる。

    584 pages
    劇場型犯罪家族メディア現代ミステリー
吉川英治文学賞 1 appearances
  1. 杉村三郎シリーズの一作で、身近な悪意と社会のひずみが事件を通して浮かび上がる長編ミステリーです。毒という題名が示す通り、目に見えにくい害意が人間関係を侵していきます。

    名もなき毒は、宮部みゆきが長編ミステリーとして形にした受賞作です。

    489 pages
    ミステリー悪意家族と社会
大学読書人大賞 1 appearances
  1. Work: ソロモンの偽証

    「ソロモンの偽証」は宮部みゆきによる受賞作です。賞の選考対象となった作品として、タイトルが示す主題や人物の動きに焦点を当てながら、読者が作品世界へ入りやすい構成で読ませます。

    ソロモンの偽証を手がかりに、作者の視線と物語の核へ近づいていく一作です。

    受賞作現代文学人物描写記憶と時間

Works

Major Works

火車

1992 推理小説(社会派)

カードローン・多重債務による消費者問題と、身元不明の女性をめぐる謎を描く社会派ミステリー。

多重債務身元不明社会の闇
Adaptations
  • [テレビドラマ(スペシャル)] 火車(ドラマスペシャル) (2011)
  • [映画(韓国)] 火車 HELPLESS (2012)
Translations
  • 英訳 'All She Was Worth'

理由

1998 推理小説(群像劇)

ある殺人事件を多視点で描き、真相と人間関係を浮かび上がらせる群像劇的ミステリー。

真相解明メディアと世論人間関係
Adaptations
  • [テレビドラマ / 映画化(WOWOW→劇場)] 理由(WOWOW放送・劇場公開) / 大林宣彦 (2004)

模倣犯

2001 推理小説(長編)

大量殺人をめぐる現代社会の闇、メディアと犯罪の関係を描いた超大作。

メディア批評大量殺人現代社会の病理
Adaptations
  • [映画] 模倣犯(映画) / 森田芳光 (2002)
  • [テレビドラマ(連続)] 模倣犯(テレビドラマ) (2016)

名もなき毒

2006 推理小説(杉村三郎シリーズ)

警察小説の要素を持つミステリー。市井の人々と犯罪の接点を描く。

市井の人々罪と日常警察小説の視点
Adaptations
  • [テレビドラマ(連続)] 名もなき毒(ドラマ) (2013)

ソロモンの偽証

2012 現代長編(法廷・学園)

学校での不可解な事故(死)を発端に、生徒たちが巻き起こす“裁判”を描く三部作の大長編。

正義と責任集団心理若者と社会
Adaptations
  • [映画(前編・後編)] ソロモンの偽証(映画) (2015)
  • [テレビ(WOWOW・連続ドラマ)] 宮部みゆき『ソロモンの偽証』 (2021)

ブレイブ・ストーリー

2003 ファンタジー(児童・ヤングアダルト)

少年が別世界へ旅立ち成長するファンタジー。児童文学的な要素と冒険が融合。

成長冒険選択と救済
Adaptations
  • [アニメ映画] ブレイブ・ストーリー(映画) / 千明孝一 (2006)
Translations
  • 英訳 'Brave Story'(Alexander O. Smith 訳)

Bibliography

  • パーフェクト・ブルー
  • 火車
  • 龍は眠る
  • 理由
  • 模倣犯
  • ブレイブ・ストーリー
  • ソロモンの偽証
  • 名もなき毒

Adaptations

  • 多数の作品がテレビドラマ・映画・舞台・アニメ・漫画化
  • ゲーム原作・ノベライズ(ICO の小説化など)

Translations of Works

  • 火車 → All She Was Worth(英訳)
  • ブレイブ・ストーリー → Brave Story(英訳)
  • 英雄の書 → The Book of Heroes(英訳)
  • R.P.G. → Shadow Family(英訳)

Style & Themes

Literary Style
多視点で語る群像劇的な構成会話を重視し説明を最小限にする描写日常描写の精緻さ社会問題を取り込むリアリズム(初期は超常要素も)
Recurring Motifs
普通の人が被害者になる設定集団心理・同調圧力身元・記憶・アイデンティティの問題江戸時代の人情や怪談(時代小説群)

Legacy

幅広いジャンルで活躍する現代日本を代表する作家の一人。社会派ミステリーから時代小説、児童ファンタジーまで守備範囲が広く、映像化や翻訳も多く行われた。受賞歴・選考委員歴も豊富で、日本のポップカルチャーや文学界に大きな影響を与えている。

Academic Societies

  • 日本推理作家協会
  • 日本SF作家クラブ(旧所属)

In Popular Culture

  • テレビドラマ・映画化による広範な認知
  • アニメ映画『ブレイブ・ストーリー』やゲームノベライズの影響

Quotes

  • 視点にブレがなく、だれが本当のことを言って、誰が嘘をついているか、調べてみなくちゃわからないというルール。なら私にはミステリーだと定義している。
    Source: インタビュー/著作に関する発言(宮部みゆき) (2002)

Trivia

  • コンシューマーゲームの熱烈なファンで、ICOの小説化などゲーム関連の仕事もしている。
  • ワープロが創作のきっかけになったと公言している。
  • 事務所名『大極宮(だいきょくぐう)』は所属作家3人の姓の一字ずつをとって命名。
  • ペンネーム変更前は「山野田みゆき」を使用していた。