日本の文学賞

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ひぐらしふる

鮎川哲也賞

ひぐらしふる

彩坂美月

実家に帰省した有馬千夏の周囲で起きる、失踪やUFOをめぐる不可思議な出来事を追う青春ミステリ。怪現象か犯罪かをめぐる二重の解釈が、夏の終わりの不穏さを強めています。

青春怪現象どんでん返しミステリ

作品情報

あの夏の出来事は、怪現象だったのか、それとも犯罪だったのか。

第18回鮎川哲也賞の候補作として選考ページに記録された作品で、幻冬舎から2011年に単行本として刊行された。山奥の霊場、失踪した親子連れ、UFOの噂などが交錯するひと夏の青春ミステリー。

書籍情報

出版社
幻冬舎
発売日
2011-06-09
ページ数
342ページ
言語
日本語
サイズ
18.6 x 13 x 2.8 cm
ISBN-13
9784344019959
ISBN-10
4344019954
価格
600 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

今もどうしてもわからない、あの夏の出来事。 あれは怪現象なのか、故意の犯罪だったのか。異色の長編ミステリー! 夏の終わり、恋人との関係に迷いを抱えながら、祖母の葬儀に出席するために実家に帰省した、有馬千夏。地元の旧友とのとりとめもない会話から、千夏はかつて身の回りで起こった不思議な出来事を知る。誰も居ないさくらんぼ畑からの突き刺さる視線。衆目の面前で、手品のように消されてしまった婚約指輪。山奥の霊場で失踪した親子連れの観光客。山のてっぺんで、UFOに連れ去られた幼馴染……。はたして怪現象なのか、それとも、事件なのか。そして、千夏の目の前にたびたび現れる"自分そっくりの幻"の正体とは。最後の最後まで、二重三重のどんでん返しが待ち受ける、ひと夏の青春ミステリー。

12月31日山形県生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。2009年第七回富士見ヤングミステリー大賞準入選作『未成年儀式』でデビュー。叙情的かつ透明感のある文体で、注目を集めている。

レビュー

  • 最終章でやられました

    こういうお話は大好物なのですが、 どういうお話かというと盛大なネタバレになりそうです(笑) 個人的には、第四章「ボーイズライフ」のトンデモトリックに爆笑しました。 東北の架空の町を舞台にした夏の情景や雰囲気が、息を呑むほど美しかった。 読み終わってから今日マチ子のジャケットを見返して「なるほど〜」と思いました。 主人公の真っ直ぐに前を向こうとする感じが、とても伝わってきた。 良い本格ミステリを読みました。

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