作品情報
川の記憶と人間の営みが、福井の風土の中で重なり合う。
九頭竜川 は、福井を流れる大河を舞台に、土地に根ざして生きる人々と近代化のうねりを描く長編である。水害、開発、地域の記憶が絡み、川と人間の関係を歴史小説の厚みでとらえる。
レビュー要約
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作品の主題や時代背景を丁寧に追う読者に向く。派手な展開よりも、人物の置かれた状況や文章の落ち着いた運びを味わう読み方で評価されている。
書籍情報
- 出版社
- KADOKAWA
- 発売日
- 1991-07-01
- ページ数
- 329ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784404018427
- ISBN-10
- 4404018428
- 価格
- 1163 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
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レビュー
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何故文庫本がないの?
故郷福井の小説が読みたいなぁと思い、色々検索し新田次郎賞受賞の文字にひかれ読み出しました。 結論として、何で文庫本にならないのか不思議です、私の好きな小説につきもののページ開く度、登場人物が生き生きと動き出す感覚で読み進めることが出来ました。主要な登場者が前向きに力強く生きていく姿にも感動しました。 釣りに関心の無い私でも釣りの楽しさプロとしての心構えを知り、そこから主人公のこれからの人生が豊かであると確信して読み終えることが出来ました。
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九頭竜と鮎と愛子
福井を襲った三度の災難で培われた愛子の気性と、 暴れ川である九頭竜川・他の生き物を寄せ付けず生息する鮎の特性とを対比的に扱いながら 祖父源造の教えを受けつつ鮎漁師の道を歩みはじめた愛子の、たった1年ですが濃密な日々を 丹念に描いています。 表紙裏には九頭竜川流域から越前海岸までの地図もついていて、 特に祐介の実家に遊びにいくまでの道程は、小説の世界が一気に広がり大好きです。 描かれている小説中の期間はわずか1年ですが、 深遠な歴史と永遠に続く自然・地域の営みのようなものを感じさせてくれる作品です。 追記:私の読んだものは二尾の鮎が流れを泳ぐイラストのものでした。
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満足です
この作家の作品を読んで見たくて探していましたがなかなかなかったので見つかってよかったです。
関連する文学賞
- 新田次郎文学賞 第11回(1992年) ・受賞