日本の文学賞

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前夜 下

多喜二・百合子賞

前夜 下

吉開那津子

吉開那津子の長編小説で、労働運動と政治的対立のただ中にいる人びとの生活を、群像として描く作品である。組織や路線の衝突を観念だけで扱わず、働く人びとの家庭、職場、貧しさ、迷いを重ねながら、時代の緊張が高まる局面を描き出す。

労働運動民主主義文学政治的対立群像劇生活と思想

作品情報

生活の細部と組織の対立が交差し、時代が動き出す前夜の空気が濃くなる。

『前夜』は、新日本出版社から上下巻で刊行された吉開那津子の長編小説である。労働者、党員、家族、地域の人びとが多数登場し、それぞれの暮らしの重みを抱えながら組織内外の対立に巻き込まれていく。思想の言葉だけでなく、狭い家、職場、会議、家族の世話といった具体的な場面を通して、社会運動の理想と現実を描く民主主義文学の作品である。

レビュー要約

  • 受賞時には、民主主義を確立しようとする営みを長い時間の流れの中で描く作品として論じられている。生活の場に根ざした人物描写と、社会的な対立を結びつける点が重視される。

書籍情報

出版社
新日本出版社
発売日
1980-03-01
ページ数
367ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784406006729
ISBN-10
4406006729
価格
1815 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

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