日本の文学賞

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硝子の塔の殺人

沖縄書店大賞

硝子の塔の殺人

知念実希人

雪深い山中の館を舞台に、ミステリ好きの大富豪に招かれた面々が連続殺人と十三年前の事件に挑む本格館ミステリ。伏線と挑戦状、驚愕の結末まで一気に読ませる。

本格ミステリ館ミステリ連続殺人伏線回収読者への挑戦状

作品情報

硝子の塔で、惨劇が連鎖する。

刑事、霊能力者、小説家、料理人など一癖ある招待客が集う塔で、名探偵の碧月夜と医師の一条遊馬が事件の真相を追う。館ものの定型を踏まえながら、伏線回収と読者への挑戦で押し切る長編ミステリ。

書籍情報

出版社
実業之日本社
発売日
2021-07-30
ページ数
504ページ
言語
日本語
サイズ
13.5 x 3 x 19.5 cm
ISBN-13
9784408537870
ISBN-10
440853787X
価格
1980 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/ミステリー・サスペンス・ハードボイルド

2022年 本屋大賞ノミネート! (2022年1月20日現在) ミステリを愛するすべての人へ 当作の完成度は、一斉を風靡した わが「新本格」時代のクライマックスであり、 フィナーレを感じさせる。今後このフィールドから、 これを超える作が現れることはないだろう。 島田荘司 ああびっくりした、としか云いようがない。 これは僕の、多分に特権的な驚きでもあって、 そのぶん戸惑いも禁じえないのだが――。 ともあれ皆様、怪しい「館」にはご用心! 綾辻行人 500ページ、一気読み! 知念実希人の新たな代表作誕生 作家デビュー10年 実業之日本社創業125年 記念作品 雪深き森で、燦然と輝く、硝子の塔。 地上11階、地下1階、唯一無二の美しく巨大な尖塔だ。 ミステリを愛する大富豪の呼びかけで、 刑事、霊能力者、小説家、料理人など、 一癖も二癖もあるゲストたちが招かれた。 この館で次々と惨劇が起こる。 館の主人が毒殺され、 ダイニングでは火事が起き血塗れの遺体が。 さらに、血文字で記された十三年前の事件……。 謎を追うのは名探偵・碧月夜と医師・一条遊馬。 散りばめられた伏線、読者への挑戦状、 圧倒的リーダビリティ、そして、驚愕のラスト。 著者初の本格ミステリ長編、大本命! 【目次】 プロローグ 一日目 二日目 三日目 最終日 エピローグ 『硝子の塔の殺人』刊行に寄せて 島田荘司

1978年、沖縄県生まれ。東京都在住。東京慈恵会医科大学卒、日本内科学会認定医。2011年、第4回島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を『レゾン・デートル』で受賞。12年、同作を改題、『誰がための刃』で作家デビュー(19年『レゾンデートル』として文庫化)。「天久鷹央」シリーズが人気を博し、15年『仮面病棟』が啓文堂文庫大賞を受賞、ベストセラーに。『崩れる脳を抱きしめて』『ひとつむぎの手』『ムゲンのi(上・下)』で、18年、19年、20年本屋大賞連続ノミネート。『優しい死神の飼い方』『時限病棟』『リアルフェイス』『レフトハンド・ブラザーフッド』『誘拐遊戯』『十字架のカルテ』『傷痕のメッセージ』など著書多数。今もっとも多くの読者に支持される、最注目のミステリー作家。

レビュー

  • 読みやすい!

    ミステリー初心者でしたがとても読みやすく楽しめました。他の作品を見た後なら尚更楽しめただろうなと思います。

  • SFかも。

    本格推理っぽく作られているけど、非現実的な展開になり、SFのよう印象でした。でも、まあ、面白かったです。

  • ミステリー好きのための作品

    作中に多くのミステリー作品や作者が登場し登場人物もまたミステリー愛に包まれている。物語の構造も面白いがミステリーを読んでて良かったなと思える作品

  • どんでん返しに継ぐどんでん返し

    読み進めるごとに新たな真相が明らかになるという展開に、ページをめくる手が止まりませんでした

  • そこまでして隔絶系が書きたかったのか…

    途中なかなかページが進まなかったが、一応最後まで読み切れた。謎解き部分はまあまあ楽しめた。 ページが進まなかった理由は幾つかある。 まず定年の特許長者が住む珍奇構造の注文住宅、構造が特殊すぎて実像がイメージできない。ぜひ3D画像化して欲しい。円錐形の建物にワンフロアが90度ずつずれていくので十階以上の床があっても20メートルを超すことは無いと思うが、昇降機の無い建物で定年オヤジが低層の食堂と最上階の居室を歩いて行き来するという設定には疑問を感じなかったのだろうか。 出てくる名探偵が東川篤哉系でうんざり、それっぽい展開になるところで例外なく読書ペースが落ちた。最後まで読めたので東川よりマシだが。出てくる探偵が悩み始めるところは阿津川辰海系だが、探偵を生業として生活が成り立つ理由を説明した点は上手い。もっとも探偵の実績語りで「客船のバラバラ密室事件」というくだりがあり、海上で死体をバラバラにする労力を惜しまない犯人ならなぜ魚の餌にせず密室にバラバラ死体を残したのかという疑問も無いではない。まあ探偵を目立たせるためには色々小細工が必要ということで。 主人公の医者をはじめ登場人物にミステリーマニアが多いため、必然的に台詞や地の文がミステリー蘊蓄で埋め尽くされやすくなる。こういう読みづらさは芦辺拓や二階堂黎人に通じるところがあるが、登場人物の多数をミステリー好きか業界人という設定にしつつ脱線する蘊蓄をミステリーに限定したところは、芦辺の映画論や二階堂のオタク談義などのような字数稼ぎ疑惑をギリギリ回避する際どい味付けとして機能している。書き手はただの脱線でもその分野に興味の無い読み手はそこで脱落するので(出版社は連載原稿を落とされるよりは増しと考えているみたいだが)脱線分野を読者の許容範囲に留めた点はやっぱり上手い。 犯行を告白した人物が自殺するところでまだ1/3くらい残ってたので、てっきり珍妙屋敷の所在地が曰く付きの土地とされた神隠し事件との関係が解明されるのかと期待し肩透かし。神隠し事件は登場人物中の霊感タレントと相性が良く、事件をオカルト前提の解決にするための助言者にするのか科学的に説明するための当て馬にするのか、或いは神隠しも霊能も殺人事件をかき回すための単なるカモフラージュかと読者を悩ませる。初見作家でどういう作風か知らないことと相まって謎を深めていた。神隠しが本作事件と密接に関わっているともっと面白みが出たのに。 種も仕掛もある特注屋敷は、ある意味事件の主人公だ。特注の時点で何か仕込まれているのは想定内なので、事件の根幹をなす仕掛けについては何も言わない。ただ部屋ごとに階層の変わる個室に壱の間弐の間は無いだろうと思った。部屋番号が若いほど階層が上になることで生じる勘違いをトリックに組み込むのでなければ無用の混乱が生じるだけ。家主の歪んだ感性を表すなら、むしろもっとぶっ飛んだ部屋名で良かった。なにしろ金に不自由していない推理小説オタクの特注別荘なのだ。ホテルじゃあるまいし、心血注いだオタク屋敷にそんなぞんざいな部屋名付けるわけ無いだろう。部屋名をシンプルな表記で済ませたいなら、狂言回しの医師の回想として事件を語る体にすれば「部屋名は便宜的にA室からJ室としておこう」の一言で片付くのに。 こうして不自然に感じたところを突っ込みながら読み進めると、家主の死因と真犯人は当たってしまった。せっかくの設定をもうひと練りして不自然な点を潰す方便を捻じ込めれば、結構な傑作になりそうな予感はするのに勿体ない。映画が記録媒体の進歩に乗じて、ゲームが次世代機種の普及に乗じて旧作リメイクが企画されることと比べ、一度刊行すると未来永劫図書館で原型を晒され続ける小説は不憫である。それでも一読で満腹膨満の小説も多い中、不満点不自然点を解消したリライト版が出たら読んでみようかな…と感じる程度に気になる作品だった。 なんとなく著者が気になり、二冊ほど 図 書 館 で 読んでみた。螺旋手術室とレゾンデートル。なんだよ作者さん普通の本も書けるじゃん、あっち二冊を購入で本作を図書館にすれば良かったよ…

  • 読んで良かった

    とっても面白いだった。

  • 読みやすい

    乃木坂 太郎先生の漫画を思い出させる世界感でした。自分の中にあった違和感みたいなものが最後に判明したり、気分転換にはよかったです。作者も普通のミステリーだとつまらないので、新しい試みをとりいれようと思ったのかなと思いました。

  • こんなミステリーもの待ってた⭐︎

    読み応えがある内容。仮面病棟や、天久鷹央シリーズを読んだけど、これがいい😄最後まで読み手を飽きさせず書き上げて下さってとても感謝しております。

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