日本の文学賞

← 受賞作品一覧に戻る
異分子の彼女 腕貫探偵オンライン (実業之日本社文庫)

日本推理作家協会賞

異分子の彼女 腕貫探偵オンライン (実業之日本社文庫)

ヘレンハルメ美穂

コロナ禍の櫃洗市で、オンライン相談窓口を通じて公務員探偵が事件を解き明かす連作短編集。表題作を中心に、日常の距離感を保ったまま謎へ迫る工夫が光る。

連作短編集コロナ禍オンライン安楽椅子探偵ミステリ

作品情報

リモート相談窓口から、謎は鮮やかに解かれる。

実業之日本社から2022年に刊行された単行本。西澤保彦の「腕貫探偵」シリーズ最新作で、日本推理作家協会賞の短編部門受賞作を収録する。

書籍情報

出版社
実業之日本社
発売日
2025-08-07
ページ数
320ページ
言語
日本語
サイズ
10.6 x 15.1 cm
ISBN-13
9784408559643
ISBN-10
4408559644
価格
847 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

腕貫さんもテレワーク!? 王道の安楽椅子探偵! 旧友が妻殺しで逮捕された。被害者はかつての憧れの女性・ナナ。驚愕したおれは、記憶と感情の渦に突き動かされ「リモート相談窓口」に向かう――。 日本推理作家協会賞(短編部門)に輝いた表題作「異分子の彼女」をはじめ、コロナ禍の櫃洗市で発生する奇怪な事件の謎を、公務員探偵がオンラインで鮮やかに解決。大人気ミステリシリーズ最新作、待望の文庫化! * 文庫版第四巻『必然という名の偶然』の解説を書かれた法月綸太郎さんは櫃洗市を「人殺シティ」と呼んでいたが、言い得て妙である。本書でも、コロナ禍下であっても、櫃洗市はやはり人殺シティだ。それでもこの町が、なんだか魅力的に見えてしまう。きっと、そこに生きている人たちが魅力的だから、何より、腕貫さんがいるからだろう。どれだけ事件が起き、人が死んでも、腕貫さんがいる限り、この町で謎が謎のままで終わることはないのだ。 ――織守きょうや氏「解説」より

レビュー

  • 面白い

    満足

  • 櫃洗市もコロナ禍に

    コロナ禍の櫃洗市が舞台です。 今度の腕貫さんは、いつもの机ではなく、ゆるキャラヒツセンくんの持つモニターからリモートで相談を受けます。 アクロバティックな事件が3話収録。 残念なのが、腕貫さん以外のレギュラーメンバーは今回お休みです。 が、物語の面白さはちっとも衰えてはいません。 むしろ、第1作を思い出させるような切れ味の鋭さを感じました。

関連する文学賞