作品情報
亡き妻と娘へのまなざしを通して、ひとりの作家の半生が静かに立ち上がる。
1957年の新潮社版上下巻をはじめ、複数の刊行がNDL OPACで確認できる。現在参照しやすい筑摩書房のちくま文庫版は2014年11月刊行で、出版社公式ページに ISBN 978-4-480-43220-9、文庫判、656頁と示されている。紙書籍の ISBN-13 から ISBN-10 は 4480432205 と換算でき、Amazon JP の紙書籍 ASIN も同値として扱える。
レビュー要約
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軽妙な語り口で読み進めやすい一方、妻を失った後の父と娘の時間、作家としての迷いや再出発が深く残る作品として受け止められている。
書籍情報
- 出版社
- 筑摩書房
- 発売日
- 2014-11-10
- ページ数
- 649ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.9 x 2.5 x 14.8 cm
- ISBN-13
- 9784480432209
- ISBN-10
- 4480432205
- 価格
- 1650 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
文豪、獅子文六が作家としても人間としても激動の時間を過ごした昭和初期から戦後、愛娘の成長とともに自身の半生を描いた亡き妻に捧げる自伝小説。
レビュー
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作家の自伝的小説!
近年復刻版が出版され、昔読みたかったこの本を読むことができました。 獅子文六氏の姿が浮き彫りにされてとても興味深く読みました。 獅子文六氏の小説を読んだことのない方にぜひ読んでいただきたい一冊です。
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色褪せない傑作
およそ70年前に執筆され 100年間の夫婦間と娘について書かれた自叙伝。 それにも関わらず、近年執筆された本と言われても違和感のないほど、共感できる。家族と仕事との関わり方は100年前も今も同じなのだと気付かされる、不変の名著。 妻子持ちは必読。しかし時代錯誤な亭主関白な考えも節々散見されるので、女性が読むとしんどいかも
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よかった
良かった
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読んで良かった!(*^^*)
60年以上前の作品と言う事で言葉使いが現代のものと違い、読み慣れるのに少し時間が掛かりましたが、慣れてくると話がどんどん入ってきて読み終わるのが勿体ないくらい面白く、最近に無いくらいのスピードで読了しました。 とにかく「悦っちゃん」が可愛かったです(*^^*)
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優れた自伝は貴重な史料にもなり得る(大正14年~昭和30年くらい)
『悦ちゃん』で一躍食べられる作家になった獅子文六。でもこんなすさまじい苦労をしてきた父子だったのかと、驚きました。戦前の日本って本当に困ってるときに誰も助けてくれなかったのね。「昔のほうが人情はあった」なんて嘘っぱちですわ。真実のタイトルは『娘と私は二度目の妻に救われた』だと思います。「これからは良い生活をさせてやれる」というとき、突然亡くなった奥様への哀惜と感謝。複雑な環境と不幸な時代にもめげず竹のように育っていく娘。偽善者ならぬ偽悪者の獅子文六の心の中から愛情という筆が飛び出してきたかのような文章である。そして若くして亡くなった最初の妻(マリー・ショウミー)への愛も実は最初から最後まで密やかに描かれている。獅子文六は彼女のことを終生忘れてはいなかったのだ。娘の本名はトモエ(漢字は敢えて略)であるが、小説中ではマリという音の名前になっている。
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母の気持ち
母が「懐かしいから、読みたい」と言うので早速購入。喜んで読んで、「私に読んで欲しいから」と渡されました。
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女性蔑視がひどい
戦前生まれのどっぷりと性差別に浸かって生きた男性には世界がこんな風に見えるのだなと思いました。 文章も題材も物語もいいですが、胸くそ悪くて読了するのが大変でした。 文学としては、そして歴史的資料としてはとても良いです。作家としての筆者にも敬意は持ちます。
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獅子文六作品を知るための必須作品です
45年前(ほぼ半世紀前です)、母の蔵書で中学生のときに読みましたが、今回amazonで購入し懐かしく読み返しました。そんな若い頃にどんな感想をもっていたのか覚えていませんが、ず〜っと忘れられなかった作品であることは確かです。「娘と私」というタイトルですが、実は2番目の奥さまとの愛の物語です。この本は(獅子文六にとっては数少ない)私小説ですが、「悦っちゃん」、「てんやわんや」、「自由学校」、「海軍」などを執筆したときのコメントもあり、獅子文六愛読者には必須でしょう。獅子文六の文章は読みやすく、なにしろ読んでいて楽しい! 現在、読んでなかった他作品を買い集めている最中です。
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