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殺人喜劇の13人: 第1回鮎川哲也賞受賞作

鮎川哲也賞

殺人喜劇の13人: 第1回鮎川哲也賞受賞作

芦辺拓

大学サークルの共同下宿で始まった連続殺人を、映画や小ネタを織り込みながら追う本格長編。

本格ミステリー下宿連続殺人サークル

作品情報

ひとり、またひとりと犠牲者が増えていくなか、共同体の空気が崩れていく。

芦辺拓のデビュー長編として知られる作品で、共同下宿を舞台にした緊張感の高い連続殺人劇が展開する。

書籍情報

出版社
東京創元社
発売日
1990-11-01
ページ数
382ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784488023249
ISBN-10
448802324X
価格
2768 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

第1回(1990年) 鮎川哲也賞受賞

レビュー

  • 執筆当時の流行りだった館モノ系新本格のグロテスクなパロディみたい

    芦辺拓先生の作家デビュー作。 次回作の『殺人喜劇のモダン・シティ』がリーダビリティ抜群で、物語も題材も好みでしたのでさかのぼってこちらも読んでみたところ……ぜんぜん芸風が違うぞ! 次回作『モダン・シティ』も展開はとてもスピーディーでしたが、こちらは登場人物の区別もつかないまま死体の山が積み上がる慌ただしさ。密室殺人や時刻表アリバイトリック、暗号、その場の人物がいつの間にか入れ替わっている叙述トリック(ともいいづらい演出)等々の詰め込み過ぎでごった煮気味なガジェットの大バーゲンセールは次回作『殺人喜劇のモダン・シティ』と同じく……といおうか、輪をかけて過剰なことになっているんでほとんどゲップが出そうなくらい。喜劇といいますか、執筆当時(1980年代)の流行りだった館モノ系新本格のグロテスクなパロディみたいであります。まだ学生の森江春策の推理でいちおうの説明はついたものの、結末が何だかあっけない……。 引っかかるのは犠牲者のみなさん(特に後半組)でして、やめておけばいいのに犯人にちょっかいかけて殺されることの繰り返し。相手は連続殺人犯なのだと分かっているんだから、自分も殺されるリスクを考えなさいよ……。

  • 面白かったです

    作者のデビュー作ということもあって書きたいことを全部やりつくしたといった感じに好感を持ちました。 京都の共同下宿を主な舞台に次から次へと連続殺人が行われ、間には誘拐事件が発生といったジェットコースター展開。 一連の殺人の行われた後、名探偵が登場して登場人物の手記を主に推理します。 解けた謎によって次の謎が解けていくといった真相解決も好きでした。 『不連続殺人事件』『りら荘事件』などの先達を意識しつつ書かれたと思われますが、どちらも好きな私には大満足の一冊でした。

  • 芦辺拓の処女作

    私が所属するミステリー研究会に現役の同志社大學のミステリー研究会の会員が入会されたことに感激し、先輩である芦辺拓氏の処女作を購入しました。内容は流石でした。状態もかなりよく、満足しています。

  • 合わなかった

    相性が悪かったとしか言いようがない。 途中で文体に対する違和感の理由がわかったように感じたが、気のせいだった。

  • 面白かった

    面白かったです。

  • 私にはあっていました

    いわゆる本格推理ものが好きで、その他、軽いミステリーやサスペンスなども読んでいます。以前からずっと気になっていた芦辺拓さんの小説。どうせならデビュー当時のものから読みたいと思い、鮎川哲也賞を受賞したこちらを購入しました。評価が低かったのであまり期待していなかったのですが、なかなかどうして私には非常に面白く読めました。確かに登場人物が多く矢継早に事件が起こります。また、その事件に対して手記を書いている登場人物の推理が(かなり論理的に)入ってきます。この辺りを面白いと感じるか、面倒くさいと感じるかで評価が変わってくるのでしょう。ただ、私はこういったものが好きで、最後の方(II部)で事件がほとんど論理的に集約されていくところでは読むのが止まらなくなりました。最後の最後に探偵がやっと登場して颯爽と(本編の主人公はちょっと頼りないキャラクターとなっていますが)解決していく展開はベタと言えばベタですが、そういったものが好きな方にはおススメです。

  • 酷い駄作

    こんなに酷い作品はそうそう無いと思う。 ミステリーは文章力を求められるジャンルではないが、あまりにも作者の文章が酷すぎて。。。。肝心のトリック、動機、も全て駄目駄目。読んだ人が可哀想になるレベル。

  • 私には合わない。

    芦辺拓の文章が私には読みづらい。がんばって最後まで読んだが、最後はほとんど飛ばし読み。

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