日本の文学賞

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鬼に捧げる夜想曲

鮎川哲也賞

鬼に捧げる夜想曲

神津慶次朗

戦後の孤島を舞台に、密室殺人と怪死が連続する中、若き名探偵が驚くべきからくりに迫る本格ミステリです。

戦後孤島密室本格ミステリ改題

作品情報

『月夜が丘』は『鬼に捧げる夜想曲』として刊行された受賞作。

第14回鮎川哲也賞受賞作。応募時の題名は『月夜が丘』で、刊行時に『鬼に捧げる夜想曲』へ改題された。東京創元社の単行本として刊行され、戦後の孤島を舞台に祝言の夜の惨劇と密室の謎を描く。

書籍情報

出版社
東京創元社
発売日
2004-10-22
ページ数
297ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784488023805
ISBN-10
4488023800
価格
2067 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

第14回(2004年) 鮎川哲也賞受賞

レビュー

  • 悪くはないが……

    横溝正史の名作を混ぜ込んで再現した作品なので、雰囲気は悪くないです。 意識し過ぎなのか、「あらすじ」「登場人物一覧」で犯人候補が2人に絞り込めてしまいますが…… 終盤のトリック解明や犯人心理などにもかなり無理があり惜しいと感じました。 *個人的には同時受賞の『密室の鎮魂歌』共々、甘く見て「佳作」が妥当かと思いますが 「10代の受賞者」「最年少」「女性」「ダブル受賞」で話題を作りたい出版社側の意図が感じられ 結果として神津慶次朗の将来を閉ざしてしまったのかも? と思います。

  • 選評どおりの若い才能

    鮎川賞の受賞作です。 横溝正史の雰囲気をもった作品で、 島・伝承・因習といった要素ももれなく含まれています。 そのような味わいを求める方には適した本でしょうか。 内容は文末の選評にあるとおり、若さで押し切った感あり。 これからの作品に期待して☆☆☆としました。

  • 「やんちゃ」な意欲作

    巷では同時受賞のもう一作のほうが評価が高いようだが、どちらか一方を選べと言われたら私はこちらに点を入れます。 これが正賞受賞に値するか?と問われれば正直答えに窮するが、京極風の「長大で、圧倒的な」モノに恋焦がれ、それを目指したであろう若い作者の「やんちゃ」ぶりは新人らしく好感が持てるし、結果は力及ばずといったところだが、最近の鮎川賞の中では面白いほうだった。 良くも悪くも「年齢」が評価の際の最大要因になってしまうのがツライところだが、じっくり時間をかけて精進してほしいと思います。

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