作品情報
解剖室に落ちた四行詩が、研究室の闇を照らす。
第16回鮎川哲也賞受賞作。東京創元社から2006年に単行本として刊行され、のちに創元推理文庫化された。大学の解剖学教室を舞台に、遺体の腹から出たチューブと四行詩を手がかりに真相へ迫る。
書籍情報
- 出版社
- 東京創元社
- 発売日
- 2006-09-30
- ページ数
- 320ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784488023904
- ISBN-10
- 4488023908
- 価格
- 2980 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
第16回(2006年) 鮎川哲也賞受賞
レビュー
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麻見ファンなら必読の一冊。
完成度の高い受賞作。題材が暗いので、楽しく読破というわけには行きませんが、麻見ファンなら必読。
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遠大なる復讐の物語
舞台はとある大学病院の解剖室、「ご遺体」と呼ばれる献体を学生が解剖実習する場面から幕を開けるミステリー。 まず現在の献体の制度をあまり詳しく知らなかったので、興味深かった。「真夜中の〜」でも感じたことだが、著者はかなりの「うんちく男」のようで、鼻につく方もいるかもしれない。 事件は、解剖中の「ご遺体」から現職教授を誹謗する文書が発見されるところから始まる。これはいい着想だと思うし、最後まで面白く追いかけさせられた。ただ、やはりかなりご都合主義な感は否めないので、星は四つ。 でも、最近こればっかり言っている気がするが、先が楽しみな作家の一人であるのは間違いない。
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いくらなんでも
2006年に出た単行本の文庫化。 第16回鮎川哲也賞の受賞作。 トリックはすごい。この点では、日本のミステリ史上に残る一冊だろう。愕然とさせられるし、心の底から納得する。 ただ、設定面では傷の多い作品だ。さすがに荒唐無稽だし、主人公にはいらいらさせられっぱなし。 第二作以降に期待である。
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素人探偵ものの不自然さ満開
なぜか事件が起きても警察に報せない。自分が襲われて殺されかけても警察に報せない。 素人探偵が訪れた相手が全く怪訝に思わず、なんでもペラペラ喋ってくれる。 20年も前のことを克明に記憶している。 なぜ警察に通報しないで自分たちで調べるのかの理由がない。 献体については足りないみたいに描かれているけれど、本作が執筆される何年か前にある大学に申し込んでみたら 十分足りてるから。と断られた。もう少し調べたり考えたりした方がいいと思いました。
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