作品情報
悲劇の名女形と幽霊画が、明治初期の舞台で連続殺人を呼び込む。
東京創元社の完全版では、北森鴻のデビュー長編『狂乱廿四孝』に未完の続編『双蝶闇草子』を併録している。明治初期の猿若町を舞台に、名女形・澤村田之助と幽霊画をめぐる謎が重なり、北森作品らしい知的な謎解きと濃密な人物描写が立ち上がる。
レビュー要約
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歌舞伎界を舞台にした歴史ミステリとして、時代背景や実在の人物を生かした厚みが評価されている。事件の行方よりも、舞台の熱気と登場人物の執念を強く印象づける作品として受け止められている。
書籍情報
- 出版社
- 東京創元社
- 発売日
- 2016-10-29
- ページ数
- 574ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.7 x 2.3 x 15 cm
- ISBN-13
- 9784488434120
- ISBN-10
- 4488434126
- 価格
- 1210 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
三世澤村田之助、江戸末期~明治初期に一世を風靡した歌舞伎の名女形。舞台の最中の怪我から脱疽となり結果として四肢を切断せざるを得なかった悲劇の名優である。明治3年、異彩の画家・河鍋狂斎の描いた幽霊画を発端とした連続殺人事件が、猿若町を震撼とさせる。幽霊画には歌舞伎界を揺るがす秘密が隠されているらしい――。滅び行く江戸風情とともに、その事件の顛末を戯作者見習いのお峯の目を通して丁寧に活写した、第6回鮎川哲也賞受賞作『狂乱廿四孝』。さらに、その後のお峯たちの姿を描いた未完の長編ミステリ『双蝶闇草子』を付す。
レビュー
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面白い
北森鴻の作品が大好きでした。久々に堪能できました。
関連する文学賞
- 鮎川哲也賞 第6回(1995年) ・受賞