日本の文学賞

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おうむの夢と操り人形 (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫)

創元SF短編賞

おうむの夢と操り人形 (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫)

アマサワトキオ

近未来のカトマンズで、辺鄙な町から来た青年シッダルタは、生きた女神クマリに選ばれたばかりの少女の警護を任される。人体改造が若者の間に広がる都市を舞台に、神話とバイオテクノロジーを交差させたSFサスペンス。

クマリ近未来人体改造バイオSF

作品情報

生きた女神の護衛となった青年が、改造文化の広がるカトマンズへ踏み出す。

第10回創元SF短編賞受賞作。信仰を集める生きた女神クマリの護衛に選ばれたシッダルタを軸に、近未来のカトマンズと人体改造の文化を描く。パンキッシュな手触りで神話的な世界観を編み上げるバイオSFである。

書籍情報

出版社
東京創元社
発売日
2019-08-29
ページ数
256ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784488734121
ISBN-10
448873412X
価格
1316 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/SF・ホラー・ファンタジー

第40回日本SF大賞受賞 日本SFの最前線を追う 年刊ベスト・アンソロジー、最終巻 2018年の日本SF短編の精華を収録。今年度版には円城塔、斉藤直子、坂永雄一、三方行成、柴田勝家、高野史緒、田中啓文、飛浩隆、西崎憲、長谷敏司、藤井太洋、古橋秀之、日高トモキチ、水見稜、宮内悠介、宮部みゆきの短編作品のほか、肋骨凹介、道満晴明による漫画も収録。巻末には第10回創元SF短編賞の受賞作と選評を掲載。編者二人による各作品解説や年間日本SF概況、短編推薦作リストなど解説記事も充実した、2018年の日本SFが一望できる年刊ベスト・アンソロジー。

レビュー

  • 短編を楽しもう

    2018年に日本で発表されたSF短編アンソロジー。毎年出版されていたが、今年で最後のようだ。すべての作品が自分好みというわけではないので、何か面白い作品に出会いたいときには重宝していた。これで最後だと思うと寂しい。もっと短編を読める機会が増えればといつも思っている。NOVAなど定期的に出版されるものも増えてきたので、寂しさはあるものの、短編を読む機会が減ることはないだろう。 本書で気に入った作品は、「検疫官」、「おうむの夢と操り人形」、「幻字」、「 1カップの世界」、「グラーフ・ツェッペリン夏の飛行」といったところ。

  • 安定

    安定の品質。 このシリーズを読んで、いままで知らなかった作家に興味を持ったりしているので、いわば一粒で二度おいしい。 まあ、作品(作者)によりスキキライがあるのはアンソロジーの常なので、そこは気にしていない。

  • 今年でこのアンソロジーも終わり、少し寂しい気もする

    こういったアンソロジーは、当然ながら玉石混交になる。評者は三方行成と高野史緒の作品が特に面白かった、SF的要素と普通の短編小説としての良さが調和している。また、巻末の新人賞作を読むと商業出販に必要なレベルというものがよくわかる。飛氏の作品は零號琴のスピンオフ作。円城作は段々丸くなってきた印象。ただ不思議なのは、藤井作品が一昨年に続き全体のタイトル作となっているのだが、SF界にも大人の事情というのがあるのか、どうしてこれが?という感想を持った。SFとか小説とかいうよりもIT業界の一口話、裏話でしかないような気がする。一昨年もそう思ったので何かあるのかもしれない。

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