作品情報
終戦直後、映画人たちは新しい爆発を起こすために走り出す。
白水社から2018年に単行本として刊行。e-honと書店データでISBN、ページ数、内容紹介を確認した。
レビュー要約
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戦後映画史の逸話を喜劇的に扱いながら、表現をめぐる切実さを浮かび上がらせる点が紹介されている。舞台作品としての勢いと、歴史の隙間を物語に変える発想が評価の中心にある。
書籍情報
- 出版社
- 白水社
- 発売日
- 2018-04-20
- ページ数
- 174ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13.1 x 1.4 x 18.9 cm
- ISBN-13
- 9784560096376
- ISBN-10
- 4560096376
- 価格
- 2200 JPY
- カテゴリ
- 本/エンターテイメント/演劇・舞台/演劇
圧倒的なセリフの巧さで魅せる日本映画史の転換点 この国のキスは、おれたちがはじめてみせる! カメラもなければ、フィルムもない。それでも戦後日本のシネアストたちが、「邦画史上初のキスシーン」を撮影した者の称号を我先にと得るべく、奮闘する物語。史実を踏まえつつ、戦後の混乱を生きる人々の姿が力強く描かれ、そのセリフと仕掛けの巧さは選考委員に絶賛された。 「劇作家のやるべきことをやってる、という意味では最も評価すべき作品だ」――岩松了 「読んでいて飽きず、笑えて、適度にカモフラージュされてはいるが過剰なロマンに溢れている」――ケラリーノ・サンドロヴィッチ 「読んでいて、こちらの心が弾むばかりに楽しい。言葉が踊っている。よくできているなあ、と唸らせる」――野田秀樹 「すでに新人とはいえないほど劇作の筆力があるのを感じ、見事な筆さばきに感服する」――宮沢章夫 (選評より) 本作は2017年3月、浅草九劇のこけら落とし公演として上演された。巻末には「特別付録」として、舞台美術資料や舞台写真を収録。
1975年、神奈川県生まれ。東京工芸大学芸術学部映像学科卒業。2002年にピチチ5(クインテット)を旗揚げ、主宰と脚本・演出を務める。また、ニッポンの河川、ベッド&メイキングスなど複数のユニットを立ち上げ、小劇場から商業演劇まで幅広い活動を展開する。宮崎あおい主演の「その夜明け、嘘。」(09年)が第54回の、高田聖子主演の「つんざき行路、されるがまま」(14年)が第59回の岸田國士戯曲賞最終候補作品としてノミネートされる。15年公開「愛を語れば変態ですか」で映画初監督。
関連する文学賞
- 岸田國士戯曲賞 第62回(2018年) ・受賞