うそじゃないよと谷川くんはいった (PHP創作シリーズ)
学校で誰とも口をきこうとしない少女るいと、転校生の谷川くんの関係を描く児童文学。言葉を閉ざした子どもの心が、他者との出会いによって少しずつ揺れ動く。
作品情報
話さない少女の心に、谷川くんのまっすぐな声が届く。
『「うそじゃないよ」と谷川くんはいった』は、岩瀬成子作、味戸ケイコ絵による PHP 創作シリーズの児童文学。母に置き去りにされた兄妹の背景を抱えながら、学校で沈黙する少女るいと、彼女に声をかける谷川くんの関係を描く。
レビュー要約
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押しつけがましくない語りで、子どもの孤独や心の揺れをすくい取る点が評価されている。静かな物語ながら、読後に切なさと温かさが残る。
書籍情報
- 出版社
- PHP研究所
- 発売日
- 1991-12-01
- ページ数
- 118ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784569585192
- ISBN-10
- 4569585191
- 価格
- 588 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
Amazon.co.jp: うそじゃないよと谷川くんはいった (PHP創作シリーズ) : 岩瀬 成子, 味戸 ケイコ: 本
レビュー
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大人が子どもを見るときに、忘れてはいけないこと
子どもだけが持つ、強さと、優しさと、真実をもって、 その子どもなりに、自分をとりまく“世界”とつきあい、折り合っていく。 たとえそれが常識に照らして違和感のあるものだとしても、それをとやかく言う言う資格は、まわりにはないし、 そのように生きている子どもは、どんな子どもであれ尊敬に値すると思う。 そんなことを考えた作品だった。 自分もかつてそのような子どものひとりだったのかもしれない。
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嘘でないと信じたとき、それは本当になる
子どもの問題集の一部に使われていた文章に興味を持って、本書を読んでショックを受けた。切り取られた文章は、クラスで孤立する「るい」と、きさくで人気者の谷川くんの姿を描いたものだったからだ。谷川くんは、「るい」に唯一話しかけてくれる同級生だった。 物語はあることをきっかけに、谷川くんの抱える問題をあらわにする。それは、「るい」と対照的で切実なものであった。しかし、二人は同じ気持ちを持ち親しくなっていく。そして現実が目の前に迫ってきた時、谷川くんはある決断をする。 ひしひしと迫る現実、対照的な生活を送る二人の子どもの持つ孤独。幻のように消えていく谷川くんのイメージは、大人びて強く優しい。かすかではあるが、一筋の光を残してくれる最後であった。是非、一度読んで欲しい。
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ぜひ一度...
小学校高学年むけ、ですかね。ラジオできくとぴったりきそうな、しずかな雰囲気のすてきなお話。です。 絶対に一度読んでほしいと私が思う本の1つです。