作品情報
ヴェイユの思考を通じて、不幸を見つめる言葉の倫理を問う評論。
受賞作は雑誌発表後、法政大学出版局の評論集『不幸と共存 魂的文芸批評』に収められた。ヴェイユをめぐる考察を中心に、小林秀雄、中野重治、江藤淳らへの批評も含む一冊で、文学の言葉が不幸や暴力にどう応答しうるかを探る。
レビュー要約
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日本文芸批評の流れを受け継ぎながら、ヴェイユ論を起点に文学と社会の痛みに向き合う姿勢が紹介されている。
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戦争や圧倒的な暴力を考える現在の読者にも響く論考として受け止められ、批評の切実さが評価されている。
書籍情報
- 出版社
- 法政大学出版局
- 発売日
- 2023-12-25
- ページ数
- 318ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13.5 x 2.5 x 19.5 cm
- ISBN-13
- 9784588460241
- ISBN-10
- 4588460242
- 価格
- 3520 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
テクストの熟読を通じて〈私〉を問い、書くことの暴力のただなかで〈私〉を外部へ、他者へと開いていくこと──。小林秀雄、中野重治、秋山駿、江藤淳ら日本文芸批評の潜勢力を受け継ぎ、室井光広のてんでんこな魂とともに更新される文学的革命と連帯のミッション。シモーヌ・ヴェイユ論で群像新人評論賞を受賞した気鋭の批評家、待望の第一評論集!
川口 好美 1987年、大阪生れ。東海大学文学部文芸創作学科卒。2021年から、静岡県川根本町の小集落・沢間で「本とおもちゃ てんでんこ」を家族で営む。文芸批評家。
関連する文学賞
- 群像新人評論賞 第2回(2017年) ・優秀作