作品情報
絶望の屋上で交わされた契約が、男を命の意味へ向かわせる。
借金を抱え、追い詰められたヤスオは、廃墟の屋上で死を選ぼうとする。そこへ現れた黒服の男は、彼に命をめぐる異様な取引を差し出す。死を望むほどの絶望から、思いがけない愛と喪失へ進む主人公を通じて、命のかたちを問うデビュー作。
レビュー要約
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話題性に引き寄せられた読者が多く、生命をめぐる大きな主題への挑戦を評価する声と、表現や構成の粗さを気にする声に分かれる。寓話としての読みやすさは広く受け止められている。
書籍情報
- 出版社
- ポプラ社
- 発売日
- 2010-12-15
- ページ数
- 236ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784591122457
- ISBN-10
- 459112245X
- 価格
- 1650 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
第5回ポプラ社小説大賞受賞作。 『KAGEROU』――儚く不確かなもの。 廃墟と化したデパートの屋上遊園地のフェンス。 「かげろう」のような己の人生を閉じようとする、絶望を抱えた男。 そこに突如現れた不気味に冷笑する黒服の男。 命の十字路で二人は、ある契約を交わす。 肉体と魂を分かつものとは何か? 人を人たらしめているものは何か? 深い苦悩を抱え、主人公は終末の場所へと向かう。 そこで、彼は一つの儚き「命」と出逢い、 かつて抱いたことのない愛することの切なさを知る。 水嶋ヒロの処女作、 哀切かつ峻烈な「命」の物語。
レビュー
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好きな本ベスト3に入ります
今までの人生で読んだ本の中で、好きな本ベスト3に入ります。 水嶋ヒロさん、他にも小説書いているのかと思ったら書いてないみたいですね。 この作品も映画化したいとおっしゃっていたと思うのですが、まだのようで残念です。 アニメ化してもおもしろいと思いますよ。
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普通に面白かった^^
酷評する方がいるが、そんなに悪く無いです。 まず、読みやすい!これは、編集さんが手をいれたのか、ホントに読みやすい! 某ベストセラー作家のように自分に酔った無意味な表現をだらだら続けないし、 このミステリーがすごいなどを受賞した某ミステリー作品のように最初に多人数の生徒を登場させ、名前覚えれねーよ!とはなりません。 ネタバレになりますが、冒頭に謎の人物を登場させ、読者に興味も持たせてくれます。 中だるみはある気はしますが、後半は、先が気になってどんどん読めました。 気持ちのいい話です。 ヒガミ感情で酷評している人がいますが、大手出版社ではいポプラ社の新人賞の大賞作品です。 確かにどこかで似たような話はあってもおかしくはないですが、十分その賞に値して面白かったです。 願わくば、第二作、三作、四作と発表して、作家の地位を確立して欲しかった。 個人的には、俳優の齋藤さんも嫌いではないのでコッソリ両立してくれると嬉しいですが・・・
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賞はお金と名声で名声で買えるのです
あまりのお粗末な内容に閉口しました。 話題になって売れたら良いというスタンスが,出版業界の本心でしょう。
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小説[世界]のゆくえ
話題の作品なので読ませて貰いました。本作の印象は、ライトで生真面目な医学フィクションです。 みなさんの仰るほど、文章の破綻などは無いように思いますが、その文体は作者(感性)を実感させる感触に乏しく、 読書感は正直に言って好くないです。(校正が行過ぎたような整いの良い箇所&唐突な直喩などマズい) 本書を読みながら(表紙の印象もあるかと思いますが)、ある種の飽和感覚に満たされました。 当然ですがラストが淡く切々と来ます。優劣の評価を超えて、確かにこれは感じます。 この感覚は、最近のライトノベルなどに顕著なものか、こちらの不勉強にして定かではありませんが、 よくサークル(同人誌)的に表現される世界観のスタイルとでも言うべきものでしょうか。 不安を覚えさせる価値倒錯、欺瞞的なコミュニケーション、リアリズムの放棄等々、 それはそれで確立したスタイルなので私は評価したいと思います。 これは、カミュなどに代表される不条理感覚の先々にあって当然のものだろうと思いますし、 或いはカフカの、例えば「変身」のラストシーンにある、空々しく白々しい世界感の先にあるべきセンスなのでしょう。 近代文学の終焉が言われて久しく、小説もここまで来たかと蕩然たる感慨も深くします。 本作には、今ひとつ読みつつを想起していた作家(作品)がありました。それは、手塚治虫の漫画「ブラックジャック」です。 少年期に読み重ねたバイブル的作品群なのですが、この連載第一話に本作によく通ずるテーマを見ることが出来ます。 BJの仕方は、見事の一語に尽きますが、本作の読前、読後のご一読には他話にも併せ、 種々興味深い読書が出るのではないかと思い、お奨めをします。 文学史は、巨樹のようなものです。あらゆる方向にその可能性を見出しながら枝葉を伸ばしつつ、 そうした何れかが明日の根幹を成して行くのだろうと思います。 変身 (新潮文庫) ブラック・ジャック (1) (少年チャンピオン・コミックス)
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水嶋ヒロ
彼なりによく頑張って書いたとは思うが、他の人も言っている通り、『まるで○○のようだ』的な表現に稚拙さを感じた。いやいや、もうちょっとクールな表現があるだろ…と。やはり作家として食べていくのは、一朝一夕にはいかないものなのだなあ、と思った。
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単なる小説を超えた、社会現象としてのエンターテイメント
小説はほとんど読まない私。読むのは、司馬遼太郎さんとか宮城谷昌光さんとかの時代小説くらい。そんな私が手に取っているのは、もちろん著者やその周囲の報道によるもの。 酷評に近いレビューが乱立する中、だからこそ読みたかった。 読後の感想としては、すごく面白かった。 もちろん文学を語る資格も教養もない私の言うことである。 まずページを開いて、しばし驚いた。 ページから語りかけてくるオーラがぶわっと広がるような、不思議な感覚。 冒頭は不思議なほどに、抵抗を感じながら読んだ。 (小説をあまり読んでいない人はこうなるのかもしれない。作品のせいではなく、私の性格のような気もする) 20pほど読み進んだあたりからか、ぐいぐい引き込まれた。 どういう方向に転がって行くのか?予想できるような、予想したくなるような、さけたくなるような。 とにかく不思議な魅力が物語から伝わってきた。 と、同時に、物語の内容とは別に、現実社会の人たちが「こんな小説許せない!」と感じる気持ちも同時に心の中を巡った。 その体験がなによりの収穫というか、すごい体験だった。 ダークなテーマを取り扱っているからこそ、なおさら 著者に対する嫉妬や攻撃などの感情が社会に渦巻いたことを感じた。 地位も名声もあり、ステキなパートナーもいて、お金もきっといっぱいあるのに、 こんな底辺の人間の気持ちまで理解されてたまるか!というような、 これ以上、成功者になにかを奪われてたまるか! せめてこのドロドロした感情だけは、お前(著者)のような成功者には理解されたくない! そんな不思議な嫉妬や競争が、この作品の周辺に渦巻いているような。 物語とは別の次元で進行するドラマを感じながら読み進んだ。 エンディングへ向けて、あれこれと展開を予想しながらも、納得できる読後感を与えてくれた。 少なくとも私には。 ハリウッド的な、過剰なドッキリもなく 過剰な感情の泥沼に浸りすぎることもなく 新しい小説の感覚を私は受け取った。 レビューにも、小説の内容云々以前に、 「これが大賞!?」 「お金だした価値がある(ない)」 といった、物語をあじわうための要素以外の部分でなんやかんや語られたり 文学技術のレベルをうんぬんするレビューが多いのは、まさに著者への嫉妬やあこがれを 別の形を変えて表現している証左だろう。 KAGEROUは、単なる小説を超えた、社会現象としてのエンターテイメントを与えてくれる。 これが最大の面白みだと私は思う。
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自分を愛するってことは
帯に「哀切かつ峻烈な「命」の物語。」ってあるし、 水嶋ヒロ本人もこれは「命」の物語だと言ってるから、 それに注目するのは当然なのだけれど。 でもこの物語を一言でまとめるならば、「命」って言葉は入らない。 これは、「自分を愛することができなかった人が、自分を愛することができるようになる物語」。 「命」どうこう、「肉体」どうこう、「自分」どうこう、 そういったことの答えを求めるのではなくて、 とりあえずそういったのは趣向と思って割り切ってもらって(笑)。 自分自身を愛せなかった経験のある(現在進行中でも)人には、 この小説はぐっとくるかも。 ほかでも言われているとおり、比喩表現が多用される割に上手くないので、 ☆マイナス1つ。
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Good👍
Just because Hiro is famous, lots of reviews to this book are far too harsh. Don't listen to negative opinions. These are just coming from jealous. Wish that he hid his name and he had an opportunity to share his first book in public even after you took the prize. Kagerou is a great book. Keep ur faith since u have an awesome talent. Please keep expressing ur world by writing books.
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I read other reviews saying it's a very good story but I will officially read this once I ...
I bought it because it's by Hiro Mizushima aka Saito Tamahiro. I read other reviews saying it's a very good story but I will officially read this once I can read Japanese.
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Five Stars
Excellent!!
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