作品情報
死者たちの名を呼びながら、哀悼の声が歌の形を取る。
早稲田短歌会以来の歌友、夭折した詩人、文学者たちを悼む歌を収める。連載「追憶の風景」と響き合い、個人の喪失を文学的記憶へ広げていく一冊。
レビュー要約
-
死者への切実なまなざしと著者の長い表現史が結びつき、固有名の背後にある時代の空気まで読ませる歌集として受け取られている。
書籍情報
- 出版社
- 皓星社
- 発売日
- 2016-10-30
- ページ数
- 148ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13.6 x 2 x 19.5 cm
- ISBN-13
- 9784774406213
- ISBN-10
- 477440621X
- 価格
- 502 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/詩歌/詩集
死者は死んではいない! 数多の死者たちに捧ぐ第29歌集 第1歌集『バリケード・1966年2月』から47年。 早稲田短歌会以来の歌友黒田和美に、桐生の夭折の詩人長澤延子に、そして、立松和平、中井英夫、諏訪優、辺見じゅん、高橋一巳、塚本邦雄、中上健次、安永蕗子… 「東京/中日新聞」の連載「追憶の風景」で哀悼の想いを綴ったあまたの死者たちに捧げる第29歌集。 遠い夜のあなたの家の団欒の グランドピアノ黒鍵ばかり 【目次】 Ⅰ オレンジ色の夢 追憶 Ⅱ エンジェルの空 夜の凩 Ⅲ 十七歳の死者 ランルの旗 Ⅳ 哀悼 黒鍵 跋
福島 泰樹(ふくしま・やすき) 1943年3月、東京市下谷區に最後の東京市民として生まれる。 早稲田大学文学部卒。 1969年秋、歌集『バリケード・1966年2月』でデビュー、「短歌絶叫コンサート」を創出、朗読ブームの火付け役を果たす。 以後、世界の各地で朗読。全国1500ステージをこなす。 単行歌集29冊の他、『福島泰樹歌集』(国文社)、『福島泰樹全歌集』(河出書房新社)、『定価 中也断唱』(思潮社)、評論集『追憶の風景』(昌文社)、DVD『福島泰樹短歌絶叫コンサート総集編/遙かなる友へ』(クエスト)、CD『短歌絶叫 遙かなる朋へ』(人間社)など著作多数。 毎月10日、東京吉祥寺「曼荼羅」での月例短歌絶叫コンサートも31年目を迎えた。
関連する文学賞
- 迢空賞 第51回(2017年) ・候補