日本の文学賞

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迢空賞 ちょうくうしょう

第51回(2017年)

短歌

受賞者

5名
橋本喜典 はしもと よしのり 受賞

橋本喜典の歌集。高齢期の日常、病、戦争の記憶、社会へのまなざしを、淡々としながら深い感慨を含む短歌としてまとめる。

老いを引き受けながら、見るもの触れるものへの愛惜を歌う。

249ページ
短歌老い戦争の記憶
三枝昂之 さえぐさ たかゆき 候補

三枝昂之の歌集。雑誌連載と結社誌掲載作をもとに、故郷、文学館での仕事、家族や社会の変化をめぐる歌を収める。

それぞれの場所に咲く桜を通して、故郷と現在が重なる。

175ページ
短歌故郷現代短歌
花山多佳子 はなやま たかこ 候補

花山多佳子の歌集。日常の景物や季節の移ろいを、凹凸のある言葉と軽いユーモアを交えてすくい取り、静かな観察の奥に揺れる感情を置く。

晴れた空に風が立つように、身近な景色が思いがけない表情を見せる歌集。

241ページ
短歌日常風景季節観察ユーモア
福島泰樹 ふくしま やすき 候補

福島泰樹の第29歌集。歌友や詩人、作家たちへの追悼を軸に、個人史と戦後文学の記憶を重ねて、死者に向けた声を短歌へ凝縮する。

死者たちの名を呼びながら、哀悼の声が歌の形を取る。

148ページ
短歌追悼記憶戦後文学死者への声
吉川宏志 よしかわ ひろし 候補

吉川宏志の歌集。2012年から2015年の作品を収め、原発事故後の社会、京都の風景、家族や記憶を見つめる歌が、静かな批評性を帯びて並ぶ。

鳥が見たかもしれない景色を、人の記憶と社会の時間が横切っていく。

189ページ
短歌原発事故後京都記憶社会批評