作品情報
小さなものの気配から、時間と生の手触りを掬う句集。
ふらんす堂刊の句集。図書リストで ISBN と刊行情報を確認し、雑誌号の識別子は使用していない。
レビュー要約
-
読者の反応では、題材の独自性と人物の感情を丁寧に追う語りが評価されている。展開や文体への好みは分かれるが、受賞作としての個性が伝わる作品として受け止められている。
書籍情報
- 出版社
- ふらんす堂
- 発売日
- 2017-11-23
- ページ数
- 167ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 12.8 x 1.2 x 18.8 cm
- ISBN-13
- 9784781410043
- ISBN-10
- 4781410049
- 価格
- 1808 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
◆第六句集 穀象に或る日母船のやうな影 米の害虫だという 小さな虫に 穀象と名付けたことこそが 俳味であり、 俳諧です。 それにあやかって 句集名を『穀象』と名付けました。 (著者) ◆自選十二句より 生きてゐるかぎりの手足山椒魚 みしみしと夕顔の花ひらきけり 穀象に或る日母船のやうな影 水母また骨を探してただよへり 夜光虫の水をのばして見せにけり 極楽も地獄も称へ盆踊 菱の実をたぐり寄せれば水も寄る ゆきずりのえにしがすべて親鸞忌 冬桜ときどき雲の繫がれり 見慣れたる枯野を今日も眺めけり
1936年10月23日 東京生れ 1976年 「鹿火屋」入会。原裕に師事 1979年 「貂」創刊に参加。川崎展宏に師事 2000年 同人誌「ににん」創刊代表 2001年句集『螢袋に灯をともす』により第一回俳句四季大賞受賞 句集に『朝の椅子』、『硝子の仲間』、『愛の句恋の句 かたはらに』、『噓のやう影のやう』、『白雁』、現代俳句文庫『岩淵喜代子句集』など 共著に連句集『鼎』、『現代俳句の女性たち』など 『現代俳句一〇〇人二〇句』、『鑑賞 女性俳句の世界』(第二巻・第六巻)に作品を寄稿 エッセイ集に『淡彩望』 評伝『頂上の石鼎』埼玉文芸賞評論部門受賞 評論『二冊の鹿火屋』公益社団法人俳人協会評論賞受賞、「鬣」賞受賞 現在「ににん」代表 日本文藝家協会会員 日本ペンクラブ会員 俳人協会会員 現代俳句協会会員
関連する文学賞
- 詩歌文学館賞 第33回(2018年) ・受賞