日本の文学賞

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水瓶 (椋叢書 26)

星野立子賞 本賞

水瓶 (椋叢書 26)

対中いずみ

対中いずみの第三句集。二〇一二年から二〇一八年までの句を収め、水、龍、鳥や草木の気配を、静かな観察と清澄な詩情で結び直している。

水の気配龍の象徴季語と写生静かな観察清澄な抒情

作品情報

水の気配をたたえた句が、日常の奥にひそむ瑞々しい揺らぎをすくい取る。

『水瓶』は、ふらんす堂から刊行された対中いずみの第三句集で、四六判ハードカバー、金箔を用いた装丁も作品世界を支えている。章立ては「言霊」「比良」「赤蒟蒻」「着信」「龍」「片羽」。水音や水輪、龍のイメージが随所に現れ、田中裕明に学んだ俳句への姿勢を背景に、写生と詩情の間を丁寧に往還する一冊である。

レビュー要約

  • 龍をめぐる句には受け取り方の幅があり、作者らしい大胆さとして楽しむ声と、難解さを感じる声の双方がある。観察対象に深く没入する姿勢が句集全体の魅力として語られている。

書籍情報

出版社
ふらんす堂
発売日
2018-08-27
ページ数
151ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784781410685
ISBN-10
4781410685
価格
1618 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

◆第三句集 魚そよぐやうに竹の葉降りきたり 2012年から2018年までの作品を収録。 清らかな水韻に充ちて―。 ◆自選十二句より 何かよきものを銜へて雀の子 魚そよぐやうに竹の葉降りきたり 白雲に黒雲入りぬ杜若 そのまはりかすかな水輪蟇 小満や水湧くやうに鳩のこゑ 水を見てゐて沢蟹を見失ふ 半裂の手の握らるることのなく 冬うらら龍の巻髭伸ばしたく 一面の落葉に幹の影が乗り 鴨の水尾うしろの鴨に届きたる

1956年 大阪市生まれ 2000年 「ゆう」入会 田中裕明に師事 2005年 第20回俳句研究賞受賞 2006年 句集『冬菫』 2012年 句集『巣箱』 「静かな場所」代表 「椋」会員 俳人協会会員

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