倭人伝断片
福田拓也は『倭人伝断片』と『惑星のハウスダスト』の二冊により第56回歴程賞を受賞しました。『倭人伝断片』は古代的な地名や記憶の断片をたどりながら、個の生と死を越える神話的な空間へ言葉を押し広げる詩集です。併せて評価された『惑星のハウスダスト』は、散文詩的な流動性で言葉の身体性を追い込みます。
現代詩神話身体性記憶散文詩
作品情報
古代、土地、身体、宇宙的な塵が交差し、言葉そのものが移動し続ける受賞詩集群です。
『倭人伝断片』は思潮社から2017年に刊行された詩集で、「倭人伝」断片、香具山、ストーンサークルなどを収めます。『惑星のハウスダスト』は水声社から2018年に刊行され、草かげのストーリー、しわくちゃの闇、惑星の塵埃などを収める第七詩集です。東洋大学公式プロフィールや researchmap でも、両書が第56回歴程賞の対象として確認できます。
レビュー要約
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批評では、具体的な土地や記憶を呪文のように反復しながら、神話的な空間を呼び込む力が評価されています。言葉の硬質さと優美さが重なり、読みに強い集中を求める詩集として受け止められています。
書籍情報
- 出版社
- 思潮社
- 発売日
- 2017-12-18
- ページ数
- 80ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784783735977
- ISBN-10
- 4783735972
- カテゴリ
- 本/文学・評論/詩歌/詩集
岩肌の中にわたしはやがて一つの複雑な文様となって消失し、/ 私がもはやいないということ自体が一つの風景として開かれる、 待望の最新詩集。
1963年生まれ。第32回現代詩手帖賞受賞。 詩集『砂の歌』(福田武人名義、2005年、思潮社)『まだ言葉のない朝』(2014年、思潮社) 評論『尾形亀之助の詩 大正的「解体」から昭和的「無」へ』(2013年、思潮社)