余白の夜
『余白の夜』は、岩木誠一郎の詩集で、第56回歴程賞を受賞しました。夜、記憶、旅、光の手触りをめぐる詩篇を連ね、触れているものの確かさを問いながら、静かな不安と余韻を円環的な物語のように響かせる一冊です。
夜記憶不安旅現代詩
作品情報
記憶を静かに濡らしていく二十二篇が、夜の余白に残る不安と光をすくい上げます。
思潮社から2018年に刊行された詩集です。表題作を含む二十二篇を収め、出版社紹介では「触れていると思っているものが、ほんとうにそこにあるのかどうか」という不安を背景に、記憶をしずかに濡らしていく作品集として紹介されています。北海道出身の詩人・岩木誠一郎の受賞詩集として、現代詩の読者に向けて刊行されました。
レビュー要約
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読者からは、声を張り上げるのではなく、光や街、見つからないものへ向かう感覚を静かに残す詩集として受け止められています。
書籍情報
- 出版社
- 思潮社
- 発売日
- 2018-02-05
- ページ数
- 81ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13.2 x 1.2 x 19.5 cm
- ISBN-13
- 9784783735984
- ISBN-10
- 4783735980
- 価格
- 2420 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/詩歌/詩集
帰るのでも 訪れるのでもなく つめたい指さきがたどるたび 少しだけ つながりそうになる記憶の方へ (「ガラスの街まで」) 「触れていると思っているものが、ほんとうにそこにあるのかどうか。いつまでたっても不安は不安のままです。同じように感じているひとに、少しでも言葉が届けば幸いです」(あとがき)。円環を描く物語のように、記憶をしずかに濡らしていく22篇。
1959年 北海道生まれ 詩集 『青空のうた』(1986年、詩学社) 『ラヴ・コール』(1989年、ミッドナイト・プレス) 『夕焼けのパン』(1991年、ミッドナイト・プレス) 『風の写真』(1995年、ミッドナイト・プレス) 『夕方の耳』(2000年、ミッドナイト・プレス) 『あなたが迷いこんでゆく街』(2004年、ミッドナイト・プレス)第42回北海道詩人協会賞 『流れる雲の速さで』(2011年、思潮社)