鳩の時間
岩阪恵子の詩集。日常の風景や記憶の細部に潜む時間の手触りを、短い場面の連なりとして掬い上げる。表題作を含む諸篇は、身近な人や場所へのまなざしを静かに重ね、読後に余白を残す。
詩記憶日常時間
作品情報
身近な時間の震えを、淡い光のように差し出す詩集。
思潮社から刊行された詩集で、藤村記念歴程賞の受賞対象となった。CiNii Books で ISBN とページ数、収録篇が確認できる。
書籍情報
- 出版社
- 思潮社
- 発売日
- 2019-08-13
- ページ数
- 110ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 15.1 x 1.2 x 16.2 cm
- ISBN-13
- 9784783736660
- ISBN-10
- 4783736669
- 価格
- 2640 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/詩歌/詩集
そんな青い水のなかを人も車も動き、それらはすべてこの世のものではないように眺められてくる。とはいえ人工の明りに照らされた列車のなかがこの世のものであるとも言い切れないのだ。窓際にいて、わたしはずっくり濡れている気がする。(「帰途」) 詩心の結晶 「では今宵、わたしも誘われようか。そのひとを探して。あの世とこの世のあわいの闇のなかへ」(「カネタタキ」)。人の生に寄り添う手触りを、抑制された筆致で彫り込む、32篇。『その路地をぬけて』から3年、個人誌「山鳩」に書きついだ作品を中心に編む、待望の新詩集。装幀=清岡秀哉