世界の翻訳家たち: 異文化接触の最前線を語る
『世界の翻訳家たち』は、辻由美による日本エッセイスト・クラブ賞の対象作。作品名が示す題材を軸に、人物、時代、場所、記憶の手触りをたどる作品として読める。
作品情報
世界の翻訳家たちという題名のもと、辻由美が対象に向き合う姿勢が前面に出る作品。
『世界の翻訳家たち』は、辻由美による日本エッセイスト・クラブ賞の対象作。作品名が示す題材を軸に、人物、時代、場所、記憶の手触りをたどる作品として読める。
レビュー要約
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題材への着眼と読みやすい構成が評価される一方、背景知識を求める読者にはやや専門的に感じられる部分もある。
書籍情報
- 出版社
- 新評論
- 発売日
- 1995-09-01
- ページ数
- 285ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784794802705
- ISBN-10
- 4794802706
- 価格
- 145 JPY
- カテゴリ
- 本/社会・政治/社会学/社会一般
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レビュー
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信用できない著者
著者の年齢を調べようとしたら、未公開だった。それはいいとしても、数多くの日本語の翻訳家へのインタビュー集である本書では、当然その翻訳家たちの紹介文があるが、そこでもすべての翻訳家の生年が書かれていない。さらに坂井セシルは日本で育ったなどとあるが、母親と協力して最初の翻訳をしたと言いつつ、母親が日本人なのかどうかは書かれていない。また坂井は、フランス人が日本文学を読む選択肢として「古井由吉もあるし」などとあっさり言っているが、古井はかなり外国語訳の少ない作家で、この当時フランス語に訳されたのは「杳子」だけだったと思う。そして文章が下手。日本エッセイストクラブ賞受賞。
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仕事と生活の狭間で
翻訳家の実情がよく理解できた。 どの世界でも、フリーランスで生きていくのは大変な事ですね。
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翻訳家たちの生の声
世界中の翻訳家たちへのインタヴュー集。いつもは仕事でひたすら著者の真意を伝えることに徹する翻訳家たちの経歴、主張、人生観までもが語られている。ここに紹介されている翻訳家たちがおのおの翻訳哲学なるものを持っているようで、読んでいて「なるほどっ」とか「それはヨーロッパ圏の言語同士だから可能なんだけど・・・」など様々な感想をもった。 特に興味をもった翻訳家はヨーロッパ人の日本語翻家たち。彼らの一人は我々が英語を勉強する(した)ように一語一語辞書をひき、日本語を身につけたとのこと。どんな方法でも自分のやり方にしてしまえば、高いレベルまで到達できるらしい。 内容はよいが、この価格は少し高いように思うので星4つ。
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しみじみ面白い
外国語に関心のある人だけでなく、外国の文学作品を手にとる人にも面白い本だとおもいます。あたりまえのように翻訳されたものを読んでいるわたしたちですが、翻訳する方の想像を越えた苦労が、インタビューという形で表されているので、とても率直に伝わってきます。 翻訳の文化、翻訳世界の現実なども知ることができ、翻訳されてる作品がどれだけ貴重なことなのか、しみじみ感じられます。