一銭五厘たちの横丁
『一銭五厘たちの横丁』は、児玉隆也が戦時下の下町に生きた人びとの記憶を追ったルポルタージュ。桑原甲子雄の写真を手がかりに、召集令状がもたらした戦争の重みを生活の場所から描き出す。
作品情報
横丁に残された写真から、戦争に巻き込まれた名もなき人びとの声をたどる。
晶文社版で刊行され、岩波現代文庫、ちくま文庫でも再刊されたルポルタージュの名作。戦時中に撮られた人びとの写真を手がかりに、出征した若者と残された家族の記憶を掘り起こす。戦後三十年を前に、戦争の痕跡を生活史として記録した作品である。
レビュー要約
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戦争を大きな歴史ではなく横丁の生活から描く点が評価されている。写真と聞き取りが結びつき、失われた声を現在へ引き寄せる力がある。
書籍情報
- 出版社
- 晶文社
- 発売日
- 1975-01-01
- ページ数
- 166ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784794955333
- ISBN-10
- 4794955332
- 価格
- 1820 JPY
- カテゴリ
- 本/ノンフィクション
Amazon.co.jp: 一銭五厘たちの横丁 : 児玉隆也: 本
レビュー
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児玉氏の豊かな才能に感心!
児玉隆也氏の根気のいい、生き生きした描写と写真で、長屋の人たちの戦争中の生活がよくわかりました。也寸
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評価
未評価のつもりでしたが、一つ星の評価が送られたようです。理由は分かりません。 出品者の対応は大変良いものでした。 品物も問題ありません。
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召集令状によって引き離された下町家族を一枚の写真がつなぐルポルタージュ
太平洋戦争中、出征軍人に留守家族の写真を送るという撮影会が在郷軍人会によって開催されました。その時のカメラマンの一人として参加したのが桑原甲子雄さんです。残された家族が桑原氏のライカをどのような気持ちで見詰めたのか、あるいは、それを戦地で受け取った父が何を思ったのか、せつなく胸に迫ります。 戦後30年近くをへて、これらの写真を手掛かりに、ルポライターの児玉隆也さんが家族の消息を尋ねたのが本書です。その写真を見た家族の口からあふれ出たのは、まさに笑いあり涙ありの物語で、写真の機能が最大限に発揮された、戦中戦後の下町家族のルポルタージュになっています。 こんな記念写真が二度と現れないことを誰もが願わずにはいられないと思います。戦争を直接知らない私のような世代の方々に特にお勧めいたします。