逃亡作法: TURD ON THE RUN
近未来の囚人収容施設を舞台に、脱出不可能とされた世界から自由を求めて走り出す脱獄劇。暴力と抑圧の中で、生き残るための選択が突きつけられる。
作品情報
逃げ出せば、自由か失明か。
第1回「このミステリーがすごい!」大賞・銀賞受賞作。マイクロチップで監視された囚人たちが、命を賭けて脱獄に挑む。
書籍情報
- 出版社
- 宝島社
- 発売日
- 2003-04-01
- ページ数
- 435ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784796632300
- ISBN-10
- 4796632301
- 価格
- 2897 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
第1回(2002年) 『このミステリーがすごい!』大賞受賞
レビュー
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読み進めるのが苦痛
最初の20ページを読んで、こんな文章があと500ページも続くのかと思うとうんざりした。作者はこの後「流」を書いて直木賞を取るのだから、作家というのは化けるものなんだと思う。
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なんのために 脱獄したのか?
なんという 読みにくい 本なんだろう。 誰が、だれで どうなっているのかが よく見えないために 物語の中にはいっていけない。 死刑が廃止された時代。 キャンプ(刑務所)に いた囚人たちが脱出する。 この物語の主人公は ツバメである。 ツバメとミユキ、モモのグループ。 幼い少女を15人殺した罪をもっている 川原。 ツバメは 川原も仲間に入れる。 川原を 自分たちで、処刑しようとする カイザー、ジョー、バット、竜馬。 が軸になって、物語が進行する。 前半は 疾走感がある。後半は 迷子になっている。 登場人物の 目的が不明で 突っ張りあっている。 たがいに 消耗しあうような 関係。 関わる必要がないのに、関わろうとする。 哲学と実践の違いなのか? 賢いオトコと賢い女がつきあったら、ロマンス。 賢いオトコとバカな女がつきあったら、不倫。 バカなオトコと賢い女だったら、結婚。 バカなオトコとバカな女だったら、妊娠。 ルールとは 考えることを放棄するためのいいわけ。 言葉には 非凡さがあっても ストーリーが落ち着きがなく ドタバタ感が否めない。
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面白いです!これはおすすめ。
会話とストーリー展開のセンスが良く、グイグイと読ませる筆力とヴァイオレンスの描写力はとても新人とは思えません。展開が急でところどころ読者を置いてけぼりにしてしまう恨みはありますが、圧倒的なパワーと密度でそんな不満もねじ伏せていきます。ただラストが残念!せっかくここまで面白く盛り上がったのになぁと不満は残りましたが、それでも一読の価値アリです。
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「さようならギャングランド」よりは、ましですが…
第1回「このミス」大賞&読者賞ダブル受賞作ということで、期待して読んだのですが…。 確かに、「さようならギャングランド」よりは、はるかに面白かったです(「さようならギャングランド」があまりにもひどすぎたとも言えるのですが…)。 でも、やっぱり東山さんの作品は私には合わないようです。 近未来の脱獄小説なのですが、主人公たちに全く魅力を感じません。 近未来の刑務所の囚人管理に関しては面白いと思うのですが(簡単にいってしまうと、アイホッパーといって、脱獄した重罪の囚人の目玉は飛び出してしまう仕掛け)、それ以外の争い等が全く理解できない。 そういうことがあるのは理解できるのですが、それを本に書いてどうしたいのかがわかりません。 最後の「結局 なにも変わっていないけれど大団円」みたいな終わり方も、「さようならギャングランド」と同様、納得がいきません。 全体的にクールだとか、ヒップホップな感じを出したいと思っているのかもしれませんが、勘違いでイキガっている感じ。 なんていうのでしょう、いわゆる昔の不良たちがボンタンとかを履いて格好つけたり、今のできの悪い子供たちが社会にいちゃもんをつけて自分を正当化している感じというか…。 もしかしたら、中途半端に生きている人や、いろいろな問題を他人や会社や社会のせいにしている人たちにっては共感できるのかな?とも思いました。
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時には自分に合わない小説にぶち当たることもある
これが第一回『このミス』大賞銀賞ねえ。犯罪小説として、どうも中途半端な読後感であった。登場人物に共感できないのは、犯罪小説だから当然として、「それでも魅力的である」というところが不足している。じゃあ文体で魅せるか、というとうーむ、という感じ。無国籍なのを狙っているのは分かるが、徹底していない。プロットは?人によるだろうけど、私にはイマイチ。 要するに、私にはあわなかった。受賞作品だというだけで選んじゃだめですね。
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勢いはあるが
とにかく状況描写が少なく、読んでいて登場人物たちがどこに居るのかが分からなくなることもしばしば せっかく未来の刑務所というシチュを選んでおきながら、偶然に頼ってあっさり脱出というのもいただけない 脱獄物は脱獄するまでが花ではないだろうか それに脱獄した後の展開が、ほぼ刑務所でのメンバーとの抗争のみというのもちょっとダメなところだ もっと警察との対決にもページを割いて欲しかった このミス大賞作品をそろえている人以外にはあまり必要ないだろう作品
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新しいタイプの作家
この著者の作品は初めて読みました。 登場人物のツバメ、ミユキ、モモが出てくる冒頭の場面で、ヒョットしてオカマの物語?と勘違いしてしまいしましたが、あくの強い人物として上手く表現されています。 変な人生のルールを持っていたり、窮地に陥った時も経験則の中から何をなすべきなのか冷静に判断したり、訳の無からない理屈で煙に巻いたり、なるほどこれは使えるなと言うような表現があったりして、単なる脱獄の物語以上に楽しめます。 登場人物は日本人だけではなく、韓国人、中国人も出て来て、中国語の会話も随所に出てきますが、著者は台湾生まれで中国にも留学していた事があるんですね。 この位の中国語会話ならお手のもんでしょう。 人物像の描き方、会話、スピード感、心理描写、どれをとっても新しいタイプの作家ですね。 お勧めの一冊です。
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何が言いたいのか...
文体がグダグダである。とにかく無駄な言い回しが多い。何、HipHop感覚(笑)って? HipHop嫌いだし、他の方も書かれている通り、主人公の3人組に全く魅力を感じない。 3分の2を読んで、やっとどういう人物像か分かりかけてきたけれど、それで結末が 面白ければ良いが、そうでもない不完全燃焼で納得のいかない結末。 とにかく、読みきるのに疲れた。都合、半月掛ったであろうか... このような悪(犯罪者)に対し、共感する気もなく、何の為にもならず、だからといって 娯楽小説としての魅力も少なく、とにかく中途半端! 「このミス大賞」って大抵つまらなくて残念です。 好き嫌いが分かれるが、自分は好きではありません。