禁断のパンダ
神戸で料理人を務める男が、味覚の鋭い評論家と出会い、美食界を揺るがす計画へ巻き込まれる。料理のうまさと犯罪性が同居する異色のミステリー。
作品情報
美食の裏側で、危うい計画が静かに動き出す。
第6回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。料理人の視点から、美食と犯罪が絡む危うい世界を描き出す。
書籍情報
- 出版社
- 宝島社
- 発売日
- 2008-01-11
- ページ数
- 343ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784796661942
- ISBN-10
- 4796661948
- 価格
- 2180 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
第6回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。『四日間の奇蹟』(浅倉卓弥)、『チーム・バチスタの栄光』(海堂尊)など話題作を次々に生み出す、『このミステリーがすごい!』大賞の今年の受賞作は、「この10年で一番美味しいミステリー。いますぐフレンチが食べたくなる」大森望(翻訳家・評論家)、「美食というのは体に毒だ。でもこのミステリーでなら大丈夫。ごちそうさま!」香山二三郎(コラムニスト)、「まさしく美味――この美食ミステリーを『このミス』大賞に迎えられたことを、選考委員として誇りに思う」茶木則雄(書評家)、「グルメファンは大注目」吉野仁(書評家)と、選考委員から絶賛された★★★の美食ミステリー。新進気鋭の料理人と、鋭い味覚をもつ元料理評論家が覗くグルメ界の闇とは……。じっくりお楽しみください。
レビュー
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あぁ…
ミステリーとしては微妙でした。 他の方も書いている通り料理の描写はすごい。 クリスチャンのとして言わせてもらうと、教会の関連の取材が不足していると思いました。 司祭(神父)と牧師が区別できてない。 カトリックとプロテスタントの違いが理解できてないようです。 中途半端なキリスト教知識を使って書いてほしくないと思いました。 クリスチャンではなければ気にならないところかも知れませんが。。。 しかし、何かを書くとしたら(教会のことだけではなく)正しく書いてほしいものだと思いました。 表紙が可愛かったのでリサイクルで買いました。 美味しい気分になるのはいいかも(・'з`・)
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こんなに面白くない本は珍しい
神戸在住の人間なので読みました。 地元がネタになっている事以外 何一つ面白くなかったです。文体も普通。 そしてこの作家さん、神戸在住らしいですが 大阪人と神戸人を混同してますね。 生粋の神戸人はあんなコテコテの 昔の大阪弁使いませんよ。 じゃりんこチエじゃないんだから。 まさかこんなしょうもないオチじゃないよね? と思いながら、我慢して最後まで読んだら予想通り。 ある意味ビックリしました(笑) 私は伊坂幸太郎、東野圭吾など人気作家を 読み漁っていますが、たまには賞を獲った作家さんも 挑戦してみようと思い、選びました。 一体何が良くて選ばれたんでしょう?? レビューを書いたのは、このミスに騙されて 購入しそうな方に思い止まって頂きたかったからです(笑) 伊坂幸太郎、東野圭吾などを読んでいる方には この作家のレベルでは満足出来ないと思います。
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ちょっと期待はずれ
第6回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作ということで、 あまりに期待しすぎたせいか、ちょっと期待はずれでした。 これは、「ミステリー」じゃないです。 すぐに結末が予測つきます。 単なる小説として読む分には、まあこんなもんかなと。 ずっと昔に、同じ主題の小説を読んだことあります。 名前は忘れたけど、美食の限りを尽くして最後には・・・って感じの小説でしたが、 すっごく不気味で雰囲気ありました。 それと比較すると、この小説は、定価だと、「ちょっぴり哀しい」です。
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☆4つ
本屋でプッシュされていたので購入 可愛らしいイラストの表紙と帯には「美味しいミステリー」と書いているので 「これはちょっと小洒落たミステリーか!?」と内容を期待したが予想は裏切られたw (具体的にどのような展開になるかは伏せる) 物語は「料理人」と「刑事」の二人の目線で進む。 筆者は料理の専門学校を卒業しレストランで働いていた経験がある為か 料理に関するキャラや場面の描写は卓越しており涎をそそる程に上手い。 (また神戸弁の夫婦の会話が何ともカワイイ。方言は素晴らしい) しかし刑事の視点となると、型にはまったもので、あまり面白くは無い。 また「ミステリー」と銘打っているが特にこれといったトリックも推理も無い。 オチも半分読んだところで読めてしまう甘さもある。 正直「刑事」「捜査」は味わいの邪魔で純粋に料理パートのみで構成された方が 面白かったのではないかと思う。 長所と短所が白黒のパンダ模様さながらに入り混じっており好みが分かれるだろう。 「ミステリー小説」と期待せず読む事をオススメする。
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バタイユより、ぜんぜん気持ち悪い。
文字だけで、人を嘔吐させることができるのだろうか。 このフィクションは、そんな活字の挑戦のように思いました。 食欲に原因を帰する犯罪は、腹が減ったコンビニ強盗くらいしか知りません。 なので、性欲に近い欲望としての食欲の描き方に衝撃を受けてしまいました。 読んでいる途中で、「食う」とか「おかず」とか、 食の言葉が性的な比喩として使われていることが、なんだか恐くなってしまいました。 逆に言えば、そういう空気をうまく掴んで利用しているのかもしれません。 カマキリの交尾後の共食いに対する素直な嫌悪感だとか、 妊婦というある種の記号の使い方も、かなり効果的に働いている気がします。 食欲も、性欲も、知りたい欲望。人間の尽きることのない好奇心。 だからこそ、ガンジーの言葉は、偉大なのでしょう。 感動的なストーリーではまったくないし、ミステリーとして読むことは忘れていましが、興味深いテーマでした。 ただ、気持ち悪いからあんまり本気で読みたくないですね。
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いやいや、まさかの消化不良。
えー!!!ショック!!!というのが感想。 結婚式の披露宴で出される素晴らしい料理のくだりの描写がいきいきしており、 料理にまつわる蘊蓄はとても興味深い。 そしてそこで美食家に認められた主人公である若いシェフが腕を振るう部分も、 活字でお腹が満たされる稀有な展開にほくほく。 ところが・・まさか、そうなってくれるなよ?という方向へ、結末へごろんごろん (ごろごろ、というほど軽快にではない)と、物語は進む。 えぇ、ホンマに?と、なぜか関西人になってしまうのはこの物語がオール・関西弁で お送りされているからなんだろうね。こんだけほのぼのさせておいて、緊張感なさすぎ。 この結末、ありえないよ。この結末にするんだったら準備もあるだろうよ。 さんざん森のくまさん見せておいて急にくまさんが人肉を食らってスプラッタしちゃったら、 安心して見せていいのかと思っていたお父さんお母さんもびっくりだ。 ちゃんと危ないんだったら危ないって言っておかないと。 急にGをかけるのはいい。ほのぼのかと思っていたらぎゅーっとGなんてのは、 荻原浩だってよくやるパターンだ。でも、これはイカン。だって必然性がないもの。 密輸の動物を調理にってのはいい。究極まで行きたいのは大いに結構。 でもそれを安易に、禁断=XXXXってのは最悪だよね。まさかそれはないよね、 どうひっくり返るの?とわくわくしていた気持ちがしゅるんと萎んで、冷えきったゴハンみたいだ。 レンジでチーン。いやいやあの人やあの人にチーンだろう。あぁ、がっかり。 このミスは好きな作品が多いのに、こんなオオアジのマイナス・まさか作品があろうとは。がっくり。
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このミステリーがすごいか?
料理の描写は確かに良いのかもしれない。 ただ、だが本当にそれだけの小説である。 事件のほうはあまりに素っ気なく単純でつまらない。 グルメミステリーというわりには、事件そのものと料理がほとんど融合していないのも難点。 お粗末極まりない事件の話を、どうにか料理の描写でごまかしてみました、そういうふうにしか読めないのだ。 巻末の選評を読んでも、料理の描写だけはやたらに誉められているが、ミステリーとしてはまったく評価されていない。 これは一体なんなのだろうか? このミステリーがすごい!を名乗り、それで売り出すからにはあくまで上質なミステリーであることに軸をおいて評価されるべきだろう。 料理の描写がすばらしいから大賞にしましたでは羊頭狗肉もいいところ。 今回のような選考基準で受賞させるのならば、このミステリーがすごい大賞の選考基準や存在意義にすら関わってくると思う。 なんでもありなら、いっそこのミスなんてやめてこのエンタメ小説がすごいという名前にでも変えたほうがよろしかろう。
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料理の描写は星5つ
ですが、ミステリーとしては★1つ。 主人公を含め、各キャラクターが弱い。 (本当に同じ人?)と思ってしまうような発言・行動があって 人物像が固まりにくいので感情移入も出来ない。 特に主人公夫婦の出会いのシーンが理解不能。 あんな事いう女性に惹かれる気持ちがわからない。 かつ、あんなずうずうしい女性は 友人が事件に巻き込まれたくらいじゃ動揺しないだろう。 刑事2人の力関係もすっきりしない。 イマドキの若者的な感じを出したかったのか? 「上司」というとってつけたような肩書きだけで納得しろといわれても 中身が付いていかないもんだから安定感がない。 「禁断」「妊婦」「美食」だけでオチも100%予測可能。 ※ただ、ウチの50代の母は「意外だった」と言っていたので 年代や普段読んでいる系統で違うのかも 歴史系とか猟奇ものでは定番だと思う 既に多くのミステリーが出てしまった今、+アルファがないと 新鮮さがないのはわかるが ベースとなるミステリー部分がおもしろくなければ意味がない。 この作品のどこが評価されての受賞なのだろうか。