美少女を嫌いなこれだけの理由 (このライトノベルがすごい!文庫) (このライトノベルがすごい!文庫 え 1-1)
受賞時の題名は『B級少女』で、刊行時には『美少女を嫌いなこれだけの理由』に改題された。完璧な容姿と能力を持つ種族としての美少女が人間と共存する世界で、普通の少年が彼女たちの問題に巻き込まれる奇想のコメディである。
作品情報
美少女が種族として存在する世界で、普通の少年の日常がねじれていく。
第2回『このライトノベルがすごい!』大賞の栗山千明賞受賞作。遠藤浅蜊のデビュー作として宝島社から刊行され、後の作風にもつながる奇想とブラックなユーモアを備えている。
レビュー要約
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選評と商品紹介では、奇想天外な設定と濃いキャラクター性が強く押し出されている。常識をずらした美少女像を楽しめるかどうかが読後感を左右する作品である。
書籍情報
- 出版社
- 宝島社
- 発売日
- 2011-09-10
- ページ数
- 253ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.8 x 1.3 x 15.2 cm
- ISBN-13
- 9784796686297
- ISBN-10
- 4796686290
- 価格
- 519 JPY
- カテゴリ
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
完璧な外見と不思議な能力を持つ種族「美少女」が人間と共存する世界。素性はちょっと訳アリだが、基本はごく普通の高校生・亜麻野雄介は、ある日唐突に2人の「美少女」の訪問を受ける。熱心な説得と報酬につられて、彼女たちと同居する事になってしまった雄介。可愛くてミステリアス、身勝手で能天気、そんな老若男女の「美少女」たちに振り回される日々が始まった……! 第2回『このライトノベルがすごい!』大賞栗山千明賞受賞作です。
遠藤 浅蜊 (えんどう あさり) プロフィール どこからどこまでも新潟県在住。気がつけば年上より年下と付き合う機会が増えましたという年齢。血液型とか知りません。水瓶座。魚座や蟹座じゃなくてよかったと何度も思った小学生時代。あの頃は熱かった。 黒兎 (くろと ) プロフィール こんにちは! 黒兎です~! カナダでイラストレーターをやっています。絵の方はまだまだですが、がんばります。応援してくださる方は本当にありがとうございます!
レビュー
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評価されにくそうな作品
裏表紙のあらすじを読んだ人のほとんどが 「平凡な高校生が美少女たちと同居してキャッキャウフフな生活を送る」 といった展開を期待すると思う。 しかし実際には「美少女」は種族の総称であって家に来たのは40歳以上の男性美少女だし、 先輩はちょっとおかしな人だし、ラブコメ的な展開はないしで正直序盤は読んでいて 酷くつまらなかった。 ところが中盤以降登場人物が増え、そしてあるキャラが恋愛に目覚めてからは俄然 面白くなり、そして一気に最後まで読んでしまった。 当初の期待とは真逆な話ではあったけど、読み終えた今は素直に買って良かったと思える作品だった。 これから読む人は最初読んだだけで「期待と違う!」と投げ出さず、口絵の登場人物が全員登場する 場面までは読んでもらえたらな、と思う。
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ライトノベル(萌え)ではなく普通の物語として読めばかなり面白い作品です
もう何回読んだのかわからないほど気に入っていて、続編がいつ出るのか毎日楽しみにしています。他の作品で連作されていますので、もう出ないようですが。 今の段階で星五つの評価がないので、初めてアマゾンレビューさせていただきます。 この作品は「美少女」と題名に入っている関係で「萌え」を期待された方が多いようで、その期待を裏切ったということで評価が低いように思われます。まあ萌えを感じられるのは最初の数ページだけですし、同居している美少女が全員おっさんや爺さんだったり、本当に女の子の美少女でさえあまり萌えとは遠い感じで、カエルだったり気がきつかったり引きこもりだったり。美少女なのに虫食べたり、まあ引きますよね。 でもそういう欠点を「この作品の美少女とはそういう存在なのだ」と割り切り、以下に書きます事柄に注目していただければ、この作品はかなり楽しめると想います。 まず伏線の回収が素晴らしい。次に韻を踏んだ文章が美しい。面白いイベントだけで構成されていて無駄な文章がない。徐々に大きくなっていく障害や、ラストのあっさりした終わり方。実に良く出来ている作品だと思います。 なおこの作品の主人公は語り手である亜麻野SMGではないと僕は感じます。確かに彼は美少女の父のせいでトラウマを持ち、それをサブさんというこれまた美少女のおっさんを美少女の父と重ねあわせることで解消(心も経済的にも)していく成長譚になっていますが、本当の主人公は「坂田八軒町簡易美少女局」そのものだと思います。みんなが力を合わせて簡易局を何とか発展させていこうというお話です。 グダグダと書いてしまいましたが、最後に一言。 私はこんな作品を今まで読んだことがありません。だから出ない続編を待ち続けているのです。よろしければ一度読まれることをお勧めします。ラノベ史上特殊な作品です。ハマる人はハマると思うんだけどなぁ。
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これは困った
著者の魔法少女育成計画が傑作だったので、前作のこちらを読んでみたのですが…つまらない。 ラノベの悪癖である設定丸投げ、文章の読みにくさ。キャラがもたつく。もったいないにつきる。 意欲作としてはわかるが、これに賞をわたした編集部は、どうなんじゃろ
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これだから美少女ってやつは
『美少女を嫌いなこれだけの理由』です。第2回『このライトノベルがすごい!』大賞・栗山千明賞受賞作。 人間とは別に「美少女」という種族が存在する、という設定です。で、40代のオッサンである美少女と年金受給者の爺さんである美少女が、主人公の家に押しかける、というスタートです。 「局の民営化」ということが語られており、要は郵政民営化ネタということでしょうか。もちろん、郵便局ではなく美少女局なのでデフォルメはあるにせよ、一般人にはまず知り得ない世知辛い郵便局の内幕をうかがい見ることができるのは面白いです。 それを語る文体も、淡々としているもののライトノベルレーベルとしては高いレベルで落ち着いています。 美少女という設定も面白いし、局の民営化というネタも良いし、文章力も高い。これが長所です。 以下、残念な点になります。 本書に登場する美少女は、美少女という見た目と名前でも、中身はオッサンや爺さんです。萌えません。その萌えない美少女を、なまじ高い筆力でもって描いているので、もう決定的に萌えません。人間の女性とか女性の美少女とかも登場はするのですが、萌え要素は無いです。 クライマックスの戦闘シーンは、ストーリー展開上盛り上がる場面を作りたかったという意図が見えすぎて、かなり取って付けた感が強く、必然性をほとんど感じませんでした。 主人公の一人称ですが、最初から最後まで徹頭徹尾観察役に終始していて、活躍がありませんでした。ラストバトルでも名案は出すものの、その戦闘で負けることによる主人公自身の危機感があまり大きくなく、そういう意味では緊迫感が実感しにくかったです。 全体の評価としては、面白かったのですが、欠点は残念でした。★3
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美少女は汗をかかないしイイ匂いがする。だが、男だ!
吸血鬼サブ(リナ)さん、学級委員長五郎八(いろは)さんは紛うこと無き美少女。 ただし齢40、60超えである事と、男である事を除けば………。 美少女という種を巡り、準美少女(美少女の父と人間の母を持つハーフ)の主人公が家計のために奮闘するよ? 本作においてサブさんは江戸っ子という概念を女体化、 『江戸っ娘』という新しいジャンルを開拓したと言っても過言ではない。 いや……過言かもしれない。 だって男だし……オッサンだし。 けどイイじゃない! 騙されればいいじゃない! そう、我々は今、試されているのだ! 己の器を! 変態紳士という名の器を! とにかく、江戸ッ娘可愛いサブさんは正義だと、私は思います!
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見た目だけじゃ判断できないぞっ☆
あ〜、あそこにいる人、すごい美少女だね。いや、アレは美少女という種族。 人類に混じって生きてきた美少女という種族は、トイレにも行かなければ、汗もかかない。外見はみんな美少女で、それぞれがふたつの属性を持っている。ただし、見た目は美少女でも性別・年齢の違いはあるので要注意!思わずミニスカからのぞく太ももに目を奪われてしまったとしても、実はそれ、40過ぎのおっさんかも知れませんよ? そんな世界で、美少女たちしか所属しない日本郵政みたいな組織の、特定郵便局長みたいなポジションに就いた高校生一年生の亜麻野雄介は、本社や支局からの妨害に負けず、今日も営業活動に邁進する。 そんな中で出会う美少女は、吸血鬼あり、学級委員あり、かえるあり、魔女あり、忍者ありと多彩。でも本当に、性別には注意しましょう。 美少女という人間以外の存在を主役として、ガチンコバトルあり、ラブコメありの展開としながらも、人間っぽいイジメあり、嫌がらせありの、じみ〜な日常を描いている。もちろん、地味とは言っても美少女がやることなのでそんなに地味ではないけど。 いまさら人間を使ってやるには普通過ぎる日常を描くには、時代劇で人情ものをやるみたいな感覚で、全く別存在の美少女というのを仕立てるのは、ひとつのやり方なのかも知れない。 ただ、一貫したストーリがあるようで無いような、盛り上がっているようで盛り上がりにかけるような、何か意図があるようで無いような作品でもあると思うので、途中で飽きる人は確実にいるだろう。
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