僕はお父さんを訴えます (『このミス』大賞シリーズ)
愛犬殺しの疑いを抱いた中学生の少年が、父親を民事裁判で訴えるために真相を追う、家族と正義をめぐる物語。
作品情報
父を訴える少年の、まっすぐで危うい決意。
第10回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞受賞作。愛犬を失った少年が父親を訴えるという強烈な設定から、家族の断絶と真実への執着を描く。
レビュー要約
-
設定の強さと法廷パートの読みやすさが好評で、評価はかなり高い。
書籍情報
- 出版社
- 宝島社
- 発売日
- 2012-03-09
- ページ数
- 308ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13.8 x 2.3 x 19.5 cm
- ISBN-13
- 9784796688239
- ISBN-10
- 4796688234
- 価格
- 1572 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
作家・乙一氏激励! 「一気に読ませる手腕と、法廷シーンは一級品」(大森望)、「完成度は高く、ユニーク極まりない」(香山二三郎)、「新鮮な展開にページを操る手が止まらない」(茶木則雄)、「実の親を訴える前代未聞のアイディア」(吉野仁)。選考委員絶賛の第10回『このミステリーがすごい! 』大賞、優秀賞作品です。何者かに愛犬・リクを殺された中学一年生の光一は決定的な疑惑を入手し、真相を確かめるため犯人を民事裁判で訴えることに。被告はお父さん! 周囲の戸惑いと反対を押して父親を法廷に引き摺り出した光一だったが、やがて裁判は驚くべき真実に突き当たる!
友井 羊 (ともい ひつじ) プロフィール 1981年、群馬県生まれ。國學院大學文学部卒業後、ライターや契約社員、フリーター、ニートを経て2012年デビュー。群馬県在住。
レビュー
-
お薦めします!
タイトルに興味を持って購入してみましたが、夢中で読み切りました。大どんでん返しが待っています。お薦めします!
-
本の状態
帯は無いものの、比較的綺麗な状態で、届きました。 満足しました。
-
淡々と進みます
中学生の息子が、自分の愛犬を殺した(と思われる)父親を民事で訴える! 果たして、本当に父親が愛犬を殺したのか? そもそも、そんな単純な事件じゃなく、何やら裏に複雑な事情が隠されてそうな 雰囲気もひしひしと。。。 という展開の話です。 子供(中学生以下、できれば小学生)が主人公のミステリーは けっこう好きなんですが、本書の場合、子供ならではの魅力を あまり感じられませんでした。 主人公の少年は「なんか釈然としないなコイツは。イライラ」 という感じでしたし、ヒロインの少女もあまり魅力なし。 話も淡々と進んでいくだけで、メリハリがなく、先が読みたい! とはあまり思えず。。。 終盤の「ダークな急展開&ドンデン返し」はなかなか良かった ですが、予想外!という程ではないので、読めちゃう人も多い のではないかと。 「こういう目的で裁判おこすのって、どうなのよ?」という モヤモヤも残り、なんか微妙な読後感ですね。 嫌いじゃないんですが、「人物描写が今ひとつ(感情移入できる 魅力的なキャラがいない)」「物語の起承転結の「結」以外が 平坦すぎてつまらない」ということで、星三つです。
-
後半、シリアスな話になり、
ちょっとびっくりしましたが、予測出来る展開も半分位あって、面白かったです。
-
乙一さん推薦ってことで購入♪
本当は星3つと半分ってのが妥当かなーっと感じたのですが、 そういう風に採点できないみたいなので一応星4つです♪ 作品としては、タイトル通りですね。息子が父を訴える話。 実際に裁判がどのうように行われるのかが簡単にではありますが 書かれております。詳しい説明抜きに、だれにでも読めると思います^^ (人によってグロい部分が無理かもしれませんが…) はてさて……まずは、ごめんなさい。私はコレで泣いちゃいました(笑) 泣くこと自体予想外(笑)自分と重なってたトコロに思わず… 乙一さんも本の帯に書かれていた「想像の斜め上!」まさにそのまま♪ だれが犬を殺したのか(その他諸々)、はじめの一章でほぼ分かっちゃいます。 しかし、その理由が(私には)分かりません。肝心のその理由を本全体に隠し、 散りばめた作者の上手さに脱帽♪ページを無意識にめくってしまいます。 これは作者の筆力なのでしょうね。新人さんにしてコレは凄いのではないでしょうか。 ラストのタネ明かしも、納得いく描き方でしたし。 しかし、作品全体を見てみると、こじんまりしすぎている…かな?これは多分 読み進めていく中盤ぐらいの章で、そう思われる方が多いかもしれません。 世界観が狭く感じる。登場人物のみがそこにいるだけ。 上手く書けませんがそんな感じでしょうか。 あと、これはどうでもいいと思いますが私的な意見として、「た」終わりの 文末が好きになれません。どうしても違和感がありすぎて、苦痛でした。 「あった。だった。した。」こればかり使われて途中で意識的に文末を消去(笑) 中学生が主人公だからこの様な文体をとられているのかもしれませんが、非常に 読みにくい。こんなこと思った小説は初めてでした。 総じて星3.5^^大賞でないのは頷けます。 次回作は立ち読みして決めたい作者ですね。。。 余談ですが「このミステリーがすごい!!2012」の隠し玉のお二人。あらすじを見ると 面白そうなので購入予定です。^^
-
ひねりがあって面白い、が
裁判ってそんな風に展開できるのか?話がうまく行きすぎないか?と不満はありますが、読んで損はありません。自分で読み終わった後、今高3の娘が読んでいます。
-
すごい…
この人はなんて話を書くのだろう、と衝撃を受けました。おもしろいです。ファンになりました!
-
ページ数と展開からたいしたことはないと思っていたのだが・・・
ブックオフで、作者の別の作品を目当てに探したのだがなく、とりあえず本作を買うことにした。 300ページに満たないページ数と、のめり込みにくかった展開から、「これはきっとたいしたことないだろうな」と思った。 レビューはよくて星3個、もしかしたら読み終えた後また売りに出すかもしれないかもしれないということまで考えた。 しかし、終盤になるにつれその予想はことごとく覆された。 実の父親を訴えた本当の理由、苦悩など、読んでいて感じ、考えさせられることがたくさんあった。 折に触れ読み返すだけの価値がある作品だと思う。 宮部みゆきの『ソロモンの偽証』を読もうか迷っているけど、その厚さからしり込みしている人にはお勧めしたい。 きっと気に入ると思うし、『ソロモンの偽証』にも入りやすいはずだ。