作品情報
実在の人物と架空の姫を交差させ、西域諸国の緊張を若い剣士たちの冒険として描く。
『西域剣士列伝 天山疾風記』は、前漢時代の西域を舞台に、漢の武官・陳湯が烏孫の姫を救ったことから、強大な敵をめぐる戦いへ巻き込まれていく歴史活劇。 実在の人物と架空の姫を交差させ、西域諸国の緊張を若い剣士たちの冒険として描く。
レビュー要約
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史実を下敷きにした舞台作りや西域の空気を評価する声がある。人物配置の多さに読み応えを感じる一方、ライトノベルとしては歴史情報が濃いと受け取る読者もいる。
書籍情報
- 出版社
- KADOKAWA
- 発売日
- 2002-11-01
- ページ数
- 380ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784829114544
- ISBN-10
- 4829114541
- 価格
- 1 JPY
- カテゴリ
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
期待の新鋭がおくる、本格中華活劇! 時は前漢時代。漢帝国の武官、陳湯は任務のさなかにひとりの少女を救う。彼女の名は星星、烏孫王国の姫だった。彼女の祖国は、強大な敵に狙われていた――。新星がおくる、第十三回ファンタジア小説大賞・佳作受作!
レビュー
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貴重
陳湯やその時代を描いた数少ない貴重な作品。 中国の歴史が相当好きな人でないと、この時代をここまで調べて設定できないと思うので、きっと歴史好きな作家さんなんでしょう。 個人的には好きな作品。大衆ウケはしなさそうですが…
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烏孫王国の姫だけ架空?
中国前漢の時代の西域が舞台の歴史小説『天山疾風記―西域剣士列伝』。なんか富士見にもったいないくらい本格的です。 巻末の解説によれば、ヒロインの星星以外の名のある登場人物は皆、歴史上に実在していたというではありませんか。 ハチャメチャな人物である主人公陳湯も実在していて、命令書を偽造したなんてのも実際に史書にも掲載されているエピソードだとか。 す、すごい。 ただ残念ながら、よほど東洋史に造詣が深い人は別として、一般の日本人は中国史のことなど大した知りません。せいぜい三国志レベルですから。 いずれの人物も耳馴染みがありません。漢の時代の、それも中国本土ではない西域という舞台も馴染みが薄いはず。 そんな中で、読者がキャラに愛着を持つようにし、古代中国の歴史絵巻に引き込ませるようにするには、多少は読み易さを犠牲にしてでももっとキャラクター描写、生活文化の書き込みがあってほしかったです。 まぁ、何でもアリがウリであるはずのファンタジア大賞がこの作品を佳作に選んだのは、選考委員の良心が生きている証だとは思いますが。 もう少し深く突っ込めば本格歴史小説となり得る作品と思えるので、ちょっともったいなかったでしょうか。
関連する文学賞
- ファンタジア大賞 第13回(2001年) ・佳作