日本の文学賞

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輝石の花

ファンタジア大賞

輝石の花

河屋一

宝石をめぐる幻想的なイメージを軸に、喪失や記憶に触れる長編ファンタジー。切なさと爽やかさを併せ持つ物語として紹介され、受賞時の新人らしい真っ直ぐな感情の運びが読みどころになる。

宝石と記憶喪失と再生長編ファンタジー

作品情報

宝石の輝きが、忘れがたい記憶と再生への願いを照らす。

宝石をめぐる幻想的なイメージを軸に、喪失や記憶に触れる長編ファンタジー。切なさと爽やかさを併せ持つ物語として紹介され、受賞時の新人らしい真っ直ぐな感情の運びが読みどころになる。 作品の核にある葛藤を、受賞作としての読みどころが伝わるようにまとめた。

レビュー要約

  • 読者からは、設定の明快さと登場人物の関係が読みやすいという反応がある。一方で、ジャンルの約束事を強く意識した展開は好みが分かれる。

書籍情報

出版社
富士見書房
発売日
2006-09-20
ページ数
334ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784829118573
ISBN-10
4829118571
価格
135 JPY
カテゴリ
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

第十八回ファンタジア長編小説大賞、努力賞! 田舎の村に暮らす、輝石使いの母を持つ少女・ベルネージュ。彼女は幼なじみの少年カッサや村人たちと穏やかな日々を過ごしていた。しかし、その村を《黙》と呼ばれる謎の怪物が襲う。感動のファンタジー巨編!

レビュー

  • 奇跡の花の物語

    『輝石の花』です。13歳くらいの元気な男の子と女の子が冒険するボーイ・ミーツガール……っぽい話ですが、二人は最初から幼馴染み同士で、ミーツではないですね。 作者あとがきにあるように、ファンタジーでスキーと音楽と宝石の話です。 また、巻末解説にもあるように、大がかりな仕掛けや特殊設定があるのではありませんが、子供二人の絆の熱さがストレートに読者に響く、読後感の爽やかな作品です。 問題点を言うとすれば、シリアスな話なのですが、登場人物の会話がみょぉうに軽いノリであること。異世界ファンタジーなのに「ストップ」「ラストスパート」などといった安易な英語が、それも会話の中で使用されていること。カタカナの擬音を安直に多用していること、でしょうか。 その反面、比喩は巧いと思いました。なかなか思い浮かばないような直喩が所々見られて、描写に独特な深みを持たせていました。 次回作が楽しみな作家です。

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