作品情報
神さまのいない日曜日は、受賞時の評価を支えた設定と語り口が作品の核になっている。
人が生まれず、死者も死にきれない世界で、墓守の少女が出会いと別れを重ねる終末ファンタジー。受賞時題名から改題され、孤独な少女の旅を通じて生と死の境界を描く。
レビュー要約
-
設定の分かりやすさと読後に残る余韻が評価される一方、ジャンルの定型を強く感じる読者もいる。
書籍情報
- 出版社
- 富士見書房
- 発売日
- 2010-01-20
- ページ数
- 253ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784829134771
- ISBN-10
- 4829134771
- 価格
- 305 JPY
- カテゴリ
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
人が生まれず、死ぬこともなくなった、神様に見捨てられた世界。村で唯一の“墓守”の少女アイは、ある日、村にやってきたハンプニーハンバートと名乗る不思議な少年と出会う――。第21回ファンタジア大賞作品!!
レビュー
-
星新一のSFショートショートに慣れてる人向けかな
Kindleでは全巻セットが出ていますが、なぜか検索結果にもでないし、リンクも繋がっていませんね。(捕捉。検索時の表記揺れが原因でした。タイトルが「神さまの~」なのに「神様の~」で検索してたのが原因。中途半端に検索結果が出るので気付きませんでした。)自分はこっちの方が安かったのでまとめ買いしました。 【全巻セット】神さまのいない日曜日 全9巻セット〈豪華特典版〉<神さまのいない日曜日> (富士見ファンタジア文庫) ある日今までの世界は終わりを告げました。人は死ななくなりました。子供も生まれなくなりました。 主人公のアイは「墓守」です。村で唯一の「墓守」です。仕事はもちろん墓の管理です。 無邪気な子供ですが、決してバカではありません。村の人たちがいつもアイに謝ってること、アイに何かを隠していることに薄々感づいています。それでもアイは知らないふりをすることに決めました。今までの平凡で退屈なささやかな幸せを壊したくなかったからです。 そんなある日に事件がおきます。それはアイの知る日常を、全て根底から破壊する物でした。 ===== なぜ世界がこうなったか。「墓守」がなぜ生まれたのかについては、少なくとも1巻では語られません。そういう所は星新一作品っぽい雰囲気ですね。 この村のちょっとした謎については一巻の最後の方で語られるのですが、そこに至るまでに伏線が張り巡らされています。ネタバレになるのでコメントの方に少しだけ書くことにしますが、でもまず間違いなく一回目だと無視してしまうと思います。 あとタイトルについてですが、「土曜日は週末」「日曜日は土曜日の次の日」。 「神様のいない日曜日」とは「神に見捨てられた、世界の終末のその翌日」のことではないかと思います。
-
児童文学のテーマ性と
まず、この書き方は児童文学と、ミックスさせた書き方であることを、指摘し、さらに、ファンタジーとしても、意欲的な作品です。作者の今後の活躍に期待します。
-
単独なら星二つくらい
始まりの物語ならば オッケーです。主人公が何も知らない馬鹿なのも 王道では有りませんか?(馬鹿シンジ)アニメから始まりが知りたくて読んで…神様の居ない世界って今じゃんって思いました。死者は死んでますが 死んだモノが生きてるふりして うんぬん 壊れた 墓守 が やりたいほうだい してる?的な世界 かんぬん 今。
-
アニメ化ということで
アニメ化ということで原作を読んでみたいと思い、7巻まで購入し先ほど1巻を読み終えました。 最初は、「シリアスな難しいストーリーなのかな」と思いましたが、「クスッ」っと笑ってしまう場面があり、久しぶりに夢中になって読むことができました。 ただ、世界観が理解しづらいところもあり、人によっては全く理解できないかもしれませんが、中盤あたりからなんとなく理解できてしまうのは作者の意図なんでしょうか。 ファンタジア大賞を取るぐらいの作品であることは間違いないといっていいでしょう。 アニメの方も期待したいと思います。
-
こういうキャラも存在します
アイの行動に共感できない方が多いようですが、感情のピースがどこか欠けているキャラクターというのはよくあるものではないでしょうか? 「あれ?普通だと思ってたけど、こいつちょっと どこかおかしいぞ」と思わせるキャラクターです。ハンターハンターのゴンなんていかがでしょう?彼は「善悪に頓着がない、危うい」と表現されています。優しい子ではあるんですが。私がパッと思い付いたのはゴンだけでしたが、漫画でも小説でも感性の一部が欠落したキャラクターは少なくないのではないでしょうか? ですので、アイに異常な部分があっても、その理由が説明されなくても、私には抵抗感はありません。続巻で説明されるかもしれないですし、されなかったとしてもそういうキャラなんだと認識します。予想としては墓守の血が入っているから、というところでしょうか。 世界観も同様で、説明され切らない作品というのもよく見受けられませんか?スカイクロラなんてどうでしょう?かの作品が仮に単巻で終わっていたとしても文句はありません。僕らが自分で考えるのも楽しいじゃないですか。
-
墓守の少女。
アニメ化、コミカライズされた作品です。途中までですが角川文庫でも出てます。主人公は12歳の少女アイ。村には同年代の子どもが存在せず周囲から可愛がられています。 そんなある日村に1人の青年が現れます。 ディストピアを生きる少女の物語です。
-
ちょっと疑問に思うところもありますが
自分も最後のところは急すぎたと感じます。 話の辻褄があってないような箇所も見られました。 しかし、個人的にはかなり面白いと思える作品でした。 まず文章はとても読みやすいです。 最近のライトノベルは、状況説明というか文章を難しくして わかりにくくしている作品が多いと思うのですが、 この作品は簡潔と言っては失礼ですが、わかりやすく文章です。 世界観もとてもいいと思います。 2巻ではもっとゆっくりと話を進めてくれたらいいなと思います。
-
人を選ぶが面白い
理由に納得できないということはあるかも知れないが、話が矛盾しているということは無かったです。 他の作品にはない雰囲気を持っていてとても良いです。 9巻で完結とあまり長くないので、最終巻までいっきに読み進めてしまいました。 しっかりと完結しているので、1巻が面白かったならば是非最後まで読んでみて欲しいです。
関連する文学賞
- ファンタジア大賞 第21回(2009年) ・大賞